第2話 ログハウス
青年はファレの手を握りながら、どんどん進んでいく。
見慣れた場所はすぐに通り過ぎ、緑の生い茂る森にでた。そこからしばらく草木をかき分けながら進むと、ポツリと可愛らしいログハウスが建っていた。
青年は数段階段を上がり、玄関を開け笑いかけてくる。ファレはゆっくりと家の中に足を踏み入れた。
窓から日が差し込んでいる。温かい雰囲気だ。机と椅子、台所、2階へとつながる階段が見える。
「こっち。」
青年は再びファレの手を握り2階へと案内する。上がってすぐの扉を開けた。
ベッドとクローゼット、小さなテーブルの下にカーペットが敷いてある。
「ファレの部屋。隣が俺の部屋だから何かあったらいつでも来て。」
途中家によって持ってきた、荷物の入った小さなバッグを青年が手渡してくれる。
「お風呂にお湯入れてくる。出来たら呼ぶから、荷物クローゼットに入れたりしてて。」
青年はニコっと笑って部屋からでていった。
荷物を移すのに時間はかからなかった。カーテンを開けてみた。木々の隙間から、赤い夕日が見えた。窓を開けるときれいな空気が入ってくる。大きく息を吸う。
ドアが叩かれる。
「出来たよ。ご飯作るから、その間に入ってほしい。」
手をこちらに差し伸べてくる。なぜこうも手をつなぎたかるのか。ためらいはあるが、機嫌を損ねるわけにはいかない。手を取り階段を下る。1階に行き扉をくぐりそこからさらに数段降りたところに案内される。
「手前がお風呂で奥がお手洗い。」
ゆっくりどうぞ。そう言って青年は去っていった。
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