The Second/シェイヴテイル 第2話

 『3人のナイト』

 

 ハルトはカッコいい。

 シンジの目から見ても、イケメンだ。

 中学2年生にして、かわいくて、おっぱいの大きい一つ上の彼女がいる勝ち組。

 ハルトは言う、おっぱいよりもいいものなんて、この世にはないと。

 シンジはそれがうらやましかった。シンジも自分のおっぱいが欲しかった。

 ダンは筋肉質だが、太っている。

 おっぱいが大きかった。

 ハルトがまだ彼女がいなかったとき、触らせてくれよと、ダンのおっぱいを揉みしだいていた。

 ありえない。

 あれはただの脂肪だ。

 女の子のおっぱいには、夢と希望が詰まっている。

 それは、譲れない。

 ダンは、小学生から続けている柔道のおかげでケンカが強い。

 でも、弱い者イジメはしない。  

 一言でいえば、いいジャイアンだ。

 そして、混血児。

 混血というのは変な表現だ。

 差別でしかない。

 ダンの父親はアフリカ系アメリカ人、母親は日本人。

 チリチリの髪の毛に黒い肌。

 だからといって、ダンをいじめる奴はいない。それはダンは強く、優しいいい奴だから。

 二人の強いキャラクターに比べて、シンジは思った。

 自分は薄っぺらいキャラだ。

 宿題も必ず提出する小市民。

 小学生のときから、同じ学校の幼馴染。三人はいつもつるんでいた。

 それはナイトになっても変わらない。

 ナイト。

 夜に現れる、黒い騎士。

 そして、夜な夜な繰り広げられるデスゲーム。

 シンジたち3人がナイトになったのは、1ヶ月前ことだった。


 第3話へ続く

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