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概要
生き物好きの娘・濃姫のアサギマダラ観察記?!
美濃・稲葉山。
山上の館が増築され始めた年、濃姫は父・道三に連れられ、
初めて浅葱色の渡り蝶──アサギマダラの南下を見る。
生き物好きの彼女は、すぐにその不思議にとり憑かれた。
稲葉山中を探しても卵も幼虫も蛹も見つからない。
それでも、秋になると山の上にだけふっと現れ、南へ消えていく。
「なぜ、どこから来て、どれほど通るのか」
その問いに引かれるように、濃姫は七日に一度の観察を毎年続けた。
やがて彼女は、蝶の頭数や季節の揺らぎから
“推し量る”ということの面白さに気づいていく──。
山上の館が増築され始めた年、濃姫は父・道三に連れられ、
初めて浅葱色の渡り蝶──アサギマダラの南下を見る。
生き物好きの彼女は、すぐにその不思議にとり憑かれた。
稲葉山中を探しても卵も幼虫も蛹も見つからない。
それでも、秋になると山の上にだけふっと現れ、南へ消えていく。
「なぜ、どこから来て、どれほど通るのか」
その問いに引かれるように、濃姫は七日に一度の観察を毎年続けた。
やがて彼女は、蝶の頭数や季節の揺らぎから
“推し量る”ということの面白さに気づいていく──。
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