概要
――皮肉な話だろ? 火事で家族を亡くしたのに、炎に救われたんだぜ?
俺、善養寺司(ぜんようじつかさ)は昔から幽霊だとか結界だとか――空を流れる光の川といった、人には見えないモノが見える体質をしている。
だからどうしたってわけでもないし、それが役立ったことなんて一度もないけれど、観測できるということはいとも容易く干渉されるということである。
例えば眼が合ったせいで縄で首を吊ったまま平行移動してくる地縛霊に追い掛け回され、危うく自分も同じような亡霊の仲間入りをしかけたり――そんなピンチを炎を操るツンデレ魔術師の少女に救われたりする。
火事で家族を失った俺が、炎を操る魔術師に救われたというのは、なんとも皮肉な話である。
しかし周囲を見回してみれば、クラスメイトの銀髪ロングの男の娘——袴田成仁(はかまたなるひと)の正体が呪術師だったり、実はさっきのツンデレ
だからどうしたってわけでもないし、それが役立ったことなんて一度もないけれど、観測できるということはいとも容易く干渉されるということである。
例えば眼が合ったせいで縄で首を吊ったまま平行移動してくる地縛霊に追い掛け回され、危うく自分も同じような亡霊の仲間入りをしかけたり――そんなピンチを炎を操るツンデレ魔術師の少女に救われたりする。
火事で家族を失った俺が、炎を操る魔術師に救われたというのは、なんとも皮肉な話である。
しかし周囲を見回してみれば、クラスメイトの銀髪ロングの男の娘——袴田成仁(はかまたなるひと)の正体が呪術師だったり、実はさっきのツンデレ
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