好きという信仰
古 散太
好きという信仰
好きになってしまったら
何がどうでも好きなので
嘘もごまかしも諦めすら
ただ建前にしかならない
自分の心の中できっちり
吹っ切れるまではずっと
終わりのない一方通行だ
もし明日死んだとしても
独裁者が文句を言っても
好きな思いは止めらない
止める気もしないだろう
好きという思いはずっと
信仰心みたいなものだし
誰かの言葉など聞こえず
どこまでも突っ走るだけ
人生のすべてを賭けても
貫いて生きていくだけだ
誰にも止められはしない
どれだけ偉い人だろうが
札束を山ほど積まれても
この好きは止められない
このまま人生を走ってく
好きの気持ちがあふれて
どうにもならなくなって
頭の中がごちゃごちゃで
胸の奥がもやもやしても
それがありのままの姿だ
迷いがあるのならそれは
しがらみや世間体ばかり
真の幸せとは関係がない
いきなり飛び出せなんて
そんなことは言わないさ
でも助走し始めてもいい
君は君の好きの気持ちを
信仰するべきなんだから
好きという信仰 古 散太 @santafull
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます