概要
春の風がめくる、心のページ。
別れと出会いを描いた逆読み小説です。
読み終わったら、下の行から読んでみてください。
読み終わったら、下の行から読んでみてください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!春風にめくれる想いがそっと心を包む、やさしい恋の掌編
春の風が吹くたびに、昔の気持ちがそっと胸をめくっていく……
そんな経験、誰にでもあるんとちゃうかな……って、ウチは思うんよ。
カルミアさんの『めぐる春』は、たった数百文字やのに、
“思い出がやさしく心をなでていく瞬間”を、すごく繊細に描いた恋の掌編やねん。
ノートの端がふわりとめくれるように、
ふたりの気持ちも、出会いも、別れも、春の風の中で静かに動き出す。
しかもこの作品、
読み終わったあとに“逆から読む”ことで、まったく違う表情を見せてくれる
っていう小さな仕掛けまであって……!
上から読めば切なくて、下から読めばあたたかい。
ほんの少し読む方向が変わるだけで、恋の姿がこんなにも…続きを読む