もはや時代劇

物語の骨格は王道の時代劇。悪がいて、裁く者がいて、筋はまっすぐだ。だがそれがいい。懐かしさをまといながら、語り口や間合いはどこか新しく、決めの場面では確かに心が震える。予定調和を承知で読み進め、それでも胸を打たれる――時代劇の強さを思い出させてくれるシリーズだ。