金欠ギャルJK少女が、怪しいアプリで魔法少女バイトを始めるお話です。このアプリ、魔法を使うたびに報酬がごっそり減る魔力マネーシステムが搭載されていたのです。バイトのはずが搾取?翻弄され、赤字と戦いながら負の思念の怪物と戦う様子がコメディタッチで描かれます。少女はワキガ手術代や父へのプレゼントなど生活感あふれる動機で稼ごうとします。けれどコスト意識が高すぎて物理殴打で戦おうとします。やがてボランティア精神を掲げるライバル魔法少女が登場し、「報酬ゼロで浄化する聖女」と「コスパ計算するギャル」という対照的な価値観のぶつかり合いがコミカルに描かれていくことになります。さあ続きは皆さんでお確かめあれ。
魔法少女ものとしてはかなり変化球ですが、「戦い=マネー(課金)」という発想が非常に面白い作品です。
魔法を使うたびにコストが発生し、勝っても赤字になることがある──その構造自体が物語のギャグであり、同時に自分が同じ立場だったら、胃が痛くなるほどリアル(笑)
特に、戦えば戦うほど借金が増え、思惑通りにいかない展開は個人的に結構好みです。
ただドタバタするだけでなく、「じゃあどう戦うのか」「何を捨てて、何を選ぶのか」が毎回問われるため、読んでいて緊張感があります。
一方で主人公は、単なる金目当てのキャラクターで終わらず、徐々に“自分らしい戦い方”を見つけていきます。
コスパを気にしながらも、感情や人間関係に引っ張られてしまうところが人間臭く、成長を追いかける楽しさがあります。
設定自体は笑える要素が多いですが、主人公の内面や家庭の描写もしっかりしていて、軽さ一辺倒ではないのが魅力的。
序盤を読んだ段階でも、「この先どう転がしていくのか」が気になる構造になっており、続きを読み進めたくなる作品だと感じました。