王都で表の顔と裏の顔をもつ者らが「仕置人」として法の届かない悪を闇から裁いていく連作短編ものです。依頼人たちは「貴族の性虐待被害者の遺族」「薬害で死んだ娼婦」「仲間に囮にされた冒険者」「旅役者の生き残り」「冤罪で師を失った魔導士」「元盗賊に育てられた娘」らです。彼らはみんな「法」や「正義」から取り残された弱者たちです。仕置き人らはワイヤー・毒・軽業・剣技・検札鋏など、それぞれの武器で、貴族や役人、犯罪者たちを標的に仕置きしていきます。やがて物語が進むにつれ、元用心棒が仲間に加わり、また依頼人側の黒い企みなどが暴かれるなど、多層的な勧善懲悪の物語と、そのなかでの人間の業、ねじれた感情などが浮き彫りにされていきます。時代劇のすきなあなた、ぜひいかがですか?