きっとこれからも受け継がれていく約束

★★★よりもっと星をつけたくなるくらい素敵な作品でした!!

湖畔の小さな家から始まるこの物語は静けさの中に深い温もりがあります。おじいさんと孫の何気ない会話に重なるように語られる、大樹バームと渡り鳥ルッチの友情。

長い時を生きた者と、短い命を翔ける者──その対比がとても美しく、読むほどに胸がじんわり温かくなりました。

命の循環、夢、そして“約束”というテーマが、湖面に広がる波紋のように優しく心に残ります。

読み終えたあと、静かな感動がそっと寄り添ってくれるような、素晴らしい物語でした。