心の変化?

もうそろそろ、自分の部屋に飽きてきたり。

築55年のボロアパートの角部屋。

意外と住み心地が良くて長居しすぎているような気もする。

(もうそろそろ、ここも限界かなぁ。)

やりたいことがない自分が言うのもなんだが、一応、飽き性ではあった。

1番早かったのでは3ヶ月半で引っ越したこともあった。


(そんときは確か、事故物件だったんだっけ。)


心霊現象という心霊現象はなかったものの、

本来のんびりしてリラックスできるはずの家すらも怯えていなければならないなんて、そんなの耐えられやしなかった。これを飽きるというのかは置いておいて。


(それで言ったら、3ヶ月半なんてよく耐えたものだ。)


お陰でやる気すら引越しの時に忘れてきてしまったみたいだ。


と言っても、自分がその家に住むことになったきっかけは、大家と父は仲が良かったためだ。


週一で父と大家はラーメンを食いに出掛けるほど、仲が良かった。暇さえあれば二人で電話しながらタバコをふかして。

その時に笑ってよそ見した大家がアパートの白い壁に火を着け、父が慌てて家を出ていったのを覚えている。

火は一応、燃え広がらずに、丸く小さな跡が残っただけみたいなのだが。

父は帰ってきてすぐ、あいつ。しんぱいさせやがって。と軽快なリズムで部屋へ戻って行った。


そんな父と大家だが、昨年、父が亡くなった。

死因は、まだ分からない。自分には伝えられていなくて、ただ電話で母に、父が死んだことを伝えられただけだった。

狂気なのは、母は「帰りに○○寄ってから帰るね」のテンションでついで程度に伝えられたことだ。

ここ数年、色々あったのは事実だが、そんな重いことを軽々しく話すもんじゃない。



それを思い出すと、早く帰らねば。そう直感で感じた。



引越しなんて、その後でいい。その話を、今しなければ。


急いで飛行機のチケットを、2枚、購入した。

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