第2話
実際に戦ってみてわかった。結論から言うと、
魔獣は、俺でも勝てる。
確かに物理攻撃だと攻撃が通りにくいが、魔力をまとった攻撃なら殴るだけで倒すことができた。
弱い敵に関しては、ワンパンで倒すことができた。
やっぱり魔力の認識は、俺のいた世界と変わらないと思っていいのかもね。
魔獣は、すべて見たことない奴だったが、全体的には異世界にいた魔物と生き物の種類は同じだし、攻撃方法も似たようなものが多かったため、対処法もすぐわかった。
そうして、少し倒してみて、自分だけでも倒せるだろうという結論になった。
そういうふうに魔獣を倒しながら、普段は普通の学校生活を送っていた。
学校に関しても、今までいた友達やクラスメイト、担任達は変わっていなかったようで、内心ほっとしていた。
流石に知らないクラスで、一から交友関係を広めていこうとするのは嫌だからね。
だが、そんな学校でも変わったところもあった。
俺の現クラス2年1組の委員長である 霧崎 澪(きりさき みお)さんが魔法少女になってた。
彼女は、黒髪のロングストレートでさらさらした髪をしており、スタイルも出るところは出て、すらっとしている、ザ・モデル体型って感じだ。顔も愛らしい顔をしていて、校内では、男子でも女子でも人気が高い生徒だ。
彼女がどんな魔法を使うかは、公にされていないが、噂によると名前の通り、霧に関する魔法を使うらしい。
だいたい、こういう名前の人だったり、水、氷系を魔法で使う人は、ツンデレだったりクールだったりするイメージがあるんだけど。
彼女はそんな性格じゃなく、割と明るい頼れる学級委員長という感じである。固定概念って怖いね!
さて、なぜ彼女が魔法少女として認識されているかというと、主に出動要請とかそういうのが来た時に気軽に出れるようにするためだね。授業中でも関係なく魔獣というものは現れる。それに対して、授業を受けていたので街を守れませんでした!みたいな事態は避けなきゃいけないしね。
ちなみに、魔法少女の仕事として授業に出ない場合は、出席停止扱いになるらしい。彼女もがんばって街を守っているのはわかっているけど少しずるいね。
さて今回は、割と放課後に近い時間帯に出動要請が来たようだ。
「先生、少し授業を抜けます。」
「ああ、頑張って来いよ」
先生もしっかりと理解してくれて、応援してくれている。
俺は、探知系の魔法から魔獣の場所を特定する。
なるほど、今回の魔獣がいる場所は、もう使われなくなった工場って感じかな?
霧崎さんは、やる気を出して教室から出ていったけど、正直魔力の量的には、今回出てきた魔獣のほうが霧崎さんよりも多い。俺的には、魔獣のほうが勝つ可能性が高いと考えている。
実際に隠れて様子を見ておくか。マッチポンプって言われればそれまでだけど、敗北してから生き残れる機会って貴重なんだよね。死と隣り合わせの魔法少女なら、なおさらね。だけど絶対に死なせるつもりはない。
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ツンデレやクールじゃない水、氷系の魔法少女がいてもいいと思ってるんです。 by作者
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