第14話 新たな旅へ

 カグラは先に武者修行のため、また新しい場所に行くと言って、城門前で別れた。

 サクラとイザベラは、一旦荷物をまとめて、宿から出て酒場にやってきた。

 「本日は大変申し訳ございませんでした…」

 アリアは深々と謝った。お詫びにフライドポテトを提供してくれた。

 サクラはしばらくして、提案をした。

 「私、他の場所にも行って、記憶を探したいと思うの」

 「そうですかニャ」

 アリアは反省していたのか、特に何か言うこともなければ、殺気も感じなくなっていた。

 「もちろんついて行くニャ!」

 そして、3人で談笑して、酒場を後にした。

 アリアが城門前まで送ってくれた。

 「必ず戻ってきてくださいね!」

 元気よく手を振って、サクラとイザベラを見送った。

 サクラとイザベラは手を振り返して、別れを告げた。

 「うん!また戻ってくる!」

 「また来るニャ!」

 そう言って、サクラとイザベラは新都ローズを後にした。

 こうして、サクラの記憶を取り戻す旅が再び始まった。

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記憶喪失の記憶を求めて うたたねちゃん @Utatanechan

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