第2話 学校
次の日。
「今日も学校だ〜!」と言いながらベットから起き上がる。今日の聖永の服は、
白いTシャツに、黒いスカートだ。髪型は、低めのツインテール。
朝ごはんを食べて、お母さんに「いってきまーす」と言って、学校に行く。
校門の前につくと、ちょうど紗和もいたので、一緒に学校に入る。
歩いていると、瀬津が「おはよう。」と声をかけてきた。聖永は、
「心臓止まるじゃん!!」と言って素早く歩いて昇降口に向かう。
紗和と瀬津は笑いながら一緒に歩く。二人が昇降口に着く頃には、聖永はもう
教室にいた。聖永は、他の友達と話しながら、朝の青空を見ている。
教室のドアが開いた音にびっくりして、ドアを見る。
すると入ってきたのは、紗和と瀬津だ。聖永は顔を赤くして、また外を見る。
瀬津は、不思議そうな顔して自分の席について、友達と話している。
その瀬津を聖永が見ると、紗和が声をかけてくる。「聖永〜今日の中休み遊べない?」聖永は、瀬津と一緒に居たいので、「ごめん!!昼休みでもいい?」と紗和に聞いた。紗和は、「いいよ!昼休み何するか考えといてね〜!」と言って自分の席に行って、本を読み始めた。するとチャイムが鳴り、風華先生が「みんな席についてね〜」
と言ったので、みんなが自分の席につく。「今日はみんな大好き4時間ですよ〜?」
と言ったら、みんなが「いぇーい!!」とか「神やん!!!」とか言っていた。
でも、聖永は違う。瀬津と一緒にいる時間が少なくなるからだ。聖永は、思い出した。(今日、4時間なら、昼休み紗和と遊べないじゃん!!放課後、「今日遊ぼう」と
誘えばいいか!)そう思って、紗和を見ると、目があって、口パクで「今日遊ぼう」
と言ってみると、伝わったのか、👍️を出してくれた。放課後のお楽しみが増えて、
嬉しかった。夜は、一時間、学習の時間があるから、そこそこ勉強ができる。
でも聖永は、勉強が苦手だから、いつもお母さんに教えてもらっている。
中休み
二時間目の終わりのチャイムが鳴ると、みんながいっせいに校庭に遊びに行く。
聖永は、瀬津の席に行って、一緒に話をする。話題になったのは、昨日の
昇降口であったことだ。「なんで逃げたの?」と瀬津が聖永に聞く。それを聞かれた
聖永は、「ちょっと恥ずかしくて!!」と言う。瀬津は、「逃げる必要なくない?」
と不満げに言う。すると、瀬津の近くにいた、仄花が話に入ってくる。
「二人とも〜何話してるの〜?」二人で話せる機会を無駄にしたくなかった
聖永は、慌てて「好きな本なにかって話してたんだよ」と言う。
瀬津は、まさか嘘をつくとは思わなかったのか、驚いた顔をしている。
中休みの終わりのチャイムが鳴った。
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