私の恋

@yuukonn

第1話 恋

私(聖永)は、3年生から恋をしている人がいる。その名は瀬津だ。

片思いなのだろうけど、私は瀬津のことが好きだ。春休みが終わり、

小学校最後の始業式が始まる。6年生のクラス発表は始業式が終わってからだ。

担任の先生もその時に教えてもらう。長い始業式が終わり、聖永のお楽しみの

クラス発表と担任発表だ。今日、このために学校に来たと言っても過言ではない。

去年の学年の先生たちが、6年生のクラスと名前が書いてある紙を配ってくれた。

さぁ、今年のクラスは瀬津と同じかな、、とドキドキしながら紙を見る。

まずは自分の名前を探す。3組にあった。3組の名簿を恐る恐る見る。

「華東 瀬津」という名前があった。嬉しすぎて飛び跳ねた。しかも、

めっちゃ仲のいい紗和とも同じで、「今年のクラスは神だ〜!!!」と言って、

紗和に抱きつく。校長先生が「学年ごとに座ってください」とみんなに言った。

みんなは、学年ごとに座る。担任発表の時間が来た。担任で6年生が楽しいか楽しくないかが大体は決まる。6年3組 横民 風華先生」と言われて、「あ、、、終わった、、」と思った。担任の先生がおわっていれば、大体中昼休み以外楽しくない。

そして、担任の風華先生と一緒にクラスのみんなは3階に向かう。

全員が出席番号順に席につく。風華先生がみんなに、「おはようございます!

これから一年間、よろしくお願いします!」と言った。聖永は、心のなかで、

(風華先生は優しいけど怒るとやばいんだよな、、)と思っていた。

この新しい六年三組は、賑やかになりそうな雰囲気だった。

なぜなら、もうすでに笑い声や話し声がたくさん聞こえるからだ。

授業中も先生に怒られるんだろうなと思っているが、できるだけ聖永は

怒られたくないので、「授業中は」集中して勉強しようと思う。

今日はあと10分くらいで帰れるし、新しい学年とクラスだからか、

みんなテンションが高い。私もある意味テンション高い。友達と

話したいけど、席が離れているから、話せない。だから周りの人と喋る。

「これから一年間よろしくね〜」と聖永が言うと、「よろ〜」と返してくれた。

(意外とこのクラスやっていけそうかも)と内心思った。帰りの会を今日だけ

先生がやった。みんな、先生が「さようなら」と言ったら、すぐに教室を出た。

そんなに早く帰りたいの??と思いながら、聖永は紗和と一緒に教室を出る。

私達が下駄箱に行くと、ほぼ靴が入っていなかった。紗和が、「みんな帰るの早いね〜」と言いながら靴を履いている。聖永も一緒に靴を履く。すると、後ろから「聖永ばいばい」と言う声が聞こえて、聖永が振り返る。そこに立っていたのは、

瀬津だ。まさか瀬津がいるとは思わなかった聖永は、顔を真っ赤にして「ばいばい!!」と言いながら紗和をおいて昇降口から出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る