第5話 異世界か!ここは
ドドドドド・・・重たいものが集団で動いてる。
まだ何も見えないが、音がだんだんとこちらに向かっているのだろう
地面が微かに揺れ出した。「ぎゃー、ぎゃー」バサバサと飛び立つ何か
ドドドドドドドド・・・
「さあ、目的地まで後少しだ。隊列を維持しつ・・・前進!」
「落馬しても、置いていくぞ。後から追い着いてこい!」
ドドドドドドドドドド・・・
ドドドド・・・
夢の異世界接続か!「ぎゃー、ぎゃー」バサバサ
今のどう見たって騎馬、女騎士率いる、騎馬部隊の進軍だったよね。
訓練かな、いや獣人討伐が目的かも。
あの獣人やばいから討伐依頼が住民から出ていてもおかしくないよね。
巻き添え食うかもしれないし離れなきゃ。
「さあ、僕たちは反対方向に行こう・・・」「はい」『見に行かんか?』
「ダメです」「・・・」『面白そうなのに、助太刀できるぞ』
「無理です」「・・・」『ちぇっ』
後を追って、討伐部隊に見つかって捕まったら
あんなことや、こんなことされるかもだし。
・・・妄想中・・・
だって現代人の身なりってだけでやばいよね。
縄でしばられて、水攻め・・・むち打ち・・・
もしも魔法が使えると解ったら、一生出れないかもしれないしー
それに討伐部隊が失敗したらどうなる。
戦闘経験のない僕がまともに獣人と一対一なんてありえなくない?
獣人が僕に関心を向ける可能性だって、ペットとして、檻に入れて・・・
または、おやつとして、服を剥かれてしゃぶられる可能性だって・・・
そんなリスクはいらないんだ僕は、透明人間になれるならだけど。
見えなくなる?
と言えば確か・・・光学迷彩を使えるモブ人だよね。
「モブレデター」「はい、30秒姿を光を屈折させて姿を見えない状態にできます」
やっぱりかぁー。
姿消せるんだ・・・見えないのか・・・実体はあるんだよ。
ツンツン「ひゃ@@・・・」『なんじぁ・・・』
「見えない?」「・・・」『見えん』魔法で再現。それでいいのか
でも行かない。こわいこわい。「・・・」『れでたー?ってなんじゃ』
だって、使える魔法は一個だけなんだ。攻撃初心者モブではどうにもならん。
襲われる事になったのなら・・・生き残るために戦うだろう。
「・・・」『おいそろそろ姿を見せんか!』
「え?無理なんじゃない・・・魔法だし、手品じゃないんだから」
「30秒経過するまで消えたまんまだろう」
まあとにかく歩きましょう。「付いてきてくださいね」
見えないのであれば仕方ないので、手をつなごうか。ニギ。「え?・・・あっ」
『おい・・・どうした一人で行くのか?』「いえ・・・こちらへ行くそうです」
「はい、足元注意で行きましょう。」「・・・」『なんじゃワシはのけ者か』
「行きますよ」『見えないって・・・』
『お!出おった。魔法じゃな!』
『いつまで手をつないでおるのかえ』「「・・・」」
「モブレデター」・・・「連続使用はできません・・・クールタイム約10分です」
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