第25話:交錯する焦燥

翌日の任務。

街外れの廃工場で、光の暴走を抑えながら、カナタは任務を遂行する。

戦況は緊迫しており、任務を中断する余裕はない。


心とは裏腹に、カナタの光の制御は乱れてゆく。


「……こんな状態で……僕は、戦えるのか……」

胸の奥で恐怖と焦燥が交錯する。


服部はカナタを気にかけつつ、これまで目を通してきた資料の内容を思い返す。

カナタの体に起きている現象は、過去の記録、KAGUYA計画の観察対象者のものとも酷似している。

KAGUYA計画に関係するものだと、服部は確信していた。


カナタは光を操りながらも、体の限界と戦う。


だが、このままではいつ倒れてもおかしくない。

不安の中、カナタは、そっと自分を抱きしめた。

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