第17話 スピード攻略
◇オルグス大迷宮 18階層◇
「ゴアガッ!」
「ワォォォン!」
ジュバッ
「流石呪刀首狩りだな、首攻撃に対するダメージ補正が凄いな」
既にスキル、ステータス共に地上のSランク冒険者を超えている蓮兎は並の冒険者に当てはまらないので問題は無い。
『なぁ早く攻略しろしろしろしろしろ──」
「うるせぇよ」
ずっと催促されるのがいい加減うざい…まぁ最低1年くらいしか無い攻略時間だからだろうが20層到達したら合流もするしペース上がるだろ!流石に大人数でスキル構成もしっかりしてそうだからそこそこの強さありそうだし。
『忘れてないか?お前は大罪の力を宿して元の才能を加味した強さなんだぞ?』
「まぁそうだけどさ?でもバフとか回復とか前衛後衛が居れば多少楽になると思わないか?」
『暴れ回る邪魔になるだけだ』
「いや俺は暴れ回らないし」
そんな話をしながらサラッと18階攻略完了!次の階層に行く階段を降って19階に到着する。
「ガゥゥ!」
「ゴアッ」
ザジュンッ
降った途端に大量もモンスターが蓮兎を喰らい殺そうと、または切り裂こうと突貫を仕掛けてくる。そしてその全てを肉塊と化す斬撃は
「雑魚狩りにはまだまだ使えるな、今度強化とかもしとかないとな〜」
『短剣より一撃高火力の方が良い!』
「俺は連撃の方が好きなんです〜!」
それに
「ガウッ!」
「まぁ先に攻略か!」
『俺に変われ!』
「無駄に荒らすからダメだ」
『暇なんだよぉぉ!お前に優しさは無いのか?!』
「眷属になったから精神悪魔になりかけてるんで〜」
『チッ』
諦めたかな?無駄に喰うし荒らすし精神的にと身体的にキツいんだよな…まぁたまには良いけどね?俺も鬼じゃ無いからな!優しい優しい人間様だ。
「よっと」
全力疾走しながら
「敏捷上げるために激昂発動させるのも良いかもな?自傷することになるけど」
『時短しろ』
「痛いのいやなんだけどなッ」
クザッ
自身の体を刺し傷口から鮮血が流れ落ちる。何度か自傷の後に体力が50%を下回りシリーズスキル激昂か発動。その効果で敏捷が150上昇効果を得る。
「痛ぇ!痛ぇけど速い!」
自然治癒のスキルで微量ながら回復するので定期的に自傷をしなければならないので常人ならば苦痛だが精神が半分悪魔に染まっている蓮兎は「痛いが我慢できる!」と言いながら全力疾走をしていた。
「回復スキルが自然治癒だけって結構致命的じゃねぇか?」
『黒魔法と白魔法は同時に獲得できないからな。いや…あのスキルならもしかしたら?』
「あのスキルって?」
『俺の権能の1つだ。効果はスキルとスキルを合成して新たなスキルを作り出す』
「…強くね?」
『大罪舐めんな』
それなら魔導王と魔法構築を合わせれば魔法系の上位スキル作れるんじゃ…ん?てか魔法作れるやん俺!
『今更?』
「勝手に心読むなって言ったろ?まぁ別に今はいいけどさ」
魔法を作れる、か無難に敏捷を上げたりするバフ魔法を…いや風魔法なら回復もいけるか?魂魔法の開拓もしたいし…これはまた実験しないとな!
『実験暇だからやだ〜!』
「お前は子供かよ!生き残るためにしょうがないだろ?統合ができるようになったら魔導王と魔法構築を統合して…
『もう黙ってくれ頼む』
「酷いな?!」
そんなに実験嫌いなのか?俺は好きなんだけど…まぁ見てるだけってのもあるのか?錬成ももっと攻撃に転用できるようになりたいし…これは3日じゃ足りないかもな!
『やだぁ〜!』
「だから心読むなって?!」
◇オルグス大迷宮 20層◇
「さっさとボス倒して合流するか」
───────────────────────
名前 宮戸蓮兎
職業 錬金術師
性別 男
レベル 45
スキル 剣術A 抜刀術B 錬金A 風魔法B 土魔法D 黒魔法B 魂魔法B 強魔B 怪力B 疾風B 魔質強化B 自然治癒B 自然魔力治癒A 鑑定眼B 空間把握B 大食いA 危険感知A 集中C 苦痛耐性 恐怖耐性 黒魔法耐性 炎魔法耐性 斬撃耐性
固有スキル 魂ノ採取
加護 暴食の加護
権能 暴食
称号 踏破者
体力 18450 魔力 17486
攻撃力 3689 知能 17458
防御力 4879 運気 3210
敏捷力 4556 魔法防御力 4078
適正魔法 風魔法 黒魔法 魂魔法 影魔法
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