カクヨムコン11徹底分析! 第9回・第10回データ比較と部門変更点まとめ
雨宮 徹
カクヨムコン11徹底分析! 第9回・第10回データ比較と部門変更点まとめ
いよいよ、二週間もしないうちにカクヨムコンテスト11が始まります。急きょ参加を決めたので自分のために前回と比較したデータをまとめました。それを公開する形をとっているので、メモに近いですが参考になればと思います。
◼️筆者(雨宮徹)について
基本的に短編と創作論しか書きません。執筆は2023年11月から。執筆歴=カクヨム歴。カクヨムコンテスト9、10に参加。
カクヨムコンテスト9(カクヨム歴一ヶ月)
→短編一作が読者選考通過
カクヨムコンテスト10
→短編四作、長編一作が読者選考通過
執筆歴一ヶ月でも読者選考通過は可能です。確かにカクヨム仲間がいる方が有利ですが、星評価が多い=読者選考通過とは限りません。去年、星17の短編が通過し、星50ほどの短編が落選でした。カクヨム初心者にもチャンスはあります。
◼️カクヨムコンテスト10からの変更点
大きく変わったのは次の部門です。
・恋愛・溺愛部門
→前回は、「現代恋愛」と「ファンタジー恋愛」に分かれていました。これが統合されたことにより、激化が予想されます。
・エンタメ総合部門
→前回とは違い、Vtuberや現代ダンジョンも「エンタメ総合部門」になりました。それに伴い、現代ファンタジーは「現代アクション・異能バトル」とバトルものだけに絞られたため、これらの作者にとっては追い風かもしれません。
・異世界ファンタジー(女性主人公限定)
→新設部門です。カクヨム運営から、下記補足があります。
〜〜
※恋愛要素はあっても問題ありませんが、主人公が自身の才能や努力で活躍していくドラマをメインとする作品を想定しています。
〜〜
つまり、単なる「悪役令嬢ざまぁ」や「溺愛もの」ではない、自立した芯のある女性主人公の物語を求めています。
短編小説部門については、大賞が若干名という記述になりました。前回はジャンルごとに受賞作が分かれていたので、大賞は7作でした。
◼️数字で見るカクヨムコンテスト10
前回は何作応募があり、結果はどうだったのか。淡々と数字を並べます(プロ作家部門を除く)。
★長編
参加数……12,449作
読者選考通過数……2,143作(通過率17%)
大賞7作(エンタメ総合、現代恋愛は大賞なし)
特別賞47作(エンタメ総合は該当作品なし)
コミカライズ賞26作
結果:おおむね第9回目と同じ比率
★短編
参加数……17,956作
読者選考通過数……1,545作(通過率8%)
短編賞7作
エッセイ・ノンフィクション該当なし
【参考】第9回目カクヨムコンテストの結果
★長編
長編総応募数……12,309作
読者選考突破……1,997作(約16%)
大賞……7作
特別賞……43作
漫画賞……16作
★短編
短編総応募数……16,646作
読者選考突破……1,512作(約9%)
短編賞……4作
短編特別賞……14作
※他にも受賞作があったが、その枠が今回も設けられるか不明なため省略。
◼️まとめ
・長編、短編ともに読者選考通過率は前回と同じくらいと思われる(長編17%、短編8%)。第9回、第10回と、ほぼ同比率のため。
・短編は応募数が多いので、通過率は低い。
・カクヨム運営が指名する特別審査員による選出作品(各部門15作品程度)が最終選考にノミネートされるので、長編部門の参加者は星の数だけで絶望してはいけない。
カクヨムコン11徹底分析! 第9回・第10回データ比較と部門変更点まとめ 雨宮 徹 @AmemiyaTooru1993
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