第10話 ダンジョン大会開催!?
「ついに明日ですね 緊張はしていますか?」
美咲から問われてる
「あぁ、緊張をしてないといえば嘘になる ここで優勝することが出来ればC級ランク程度のスキルを手に入れられると神は言っていた 上手く行けば今攻略詰まっているE級ランクダンジョンを完全攻略出来るかもしれない いや必ずできるようになるだろう 上手く行けばD級ランクダンジョンも行けるようになるかもしれないしな」
「更にそれだけじゃない俺たち以外のランキング上位者の戦いをまじかでみれるのだそれだけでも大会に参加する価値はあるだろう」
「確かにね私たちに組み込むことが出来るスキルの使い道なんかも見つかるかもしれないですしね 大会楽しみです」
一は疑問に思ったことを美咲に聞く
「そういえば美咲は個人戦には出るのか?」
「さすがにひとりじゃ戦えないですし個人戦に出るつもりは無いですね」
鉄太郎も話に入ってくる
「確かに さすがにみさきには厳しいだろう 俺も最初にあの配信を見た時は個人戦にも出ようとしていたが俺は攻撃スキルを持っていないから出たとしても結果を残せないだろう だから俺はパーティー戦だけ出る 個人戦は一、お前に任せたぞ」
鉄太郎は笑いながら一に向けてそういった
「あぁ、任せろ 大会に優勝して絶対にEランクダンジョンを完全攻略しよう!」
一は強く頷きながら答える
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剣聖と呼ばれている男
剣聖と世間から呼ばれている男 細田 滋(しげる)が刀の手入れをしていた
「お爺様!明日の準備出来ましたか?」
滋の孫娘の細田 鈴音が声をかけてきた
それに対して滋は答える
「鈴音か、最後に紅葉刀を手入れして終わりだ
鈴音も大会には出るんだろう」
「はい!私も個人戦だけではありますが出場します!」
「そうか、そうか鈴音は剣の才能は私以上に凄いからな 期待しているよ」
そう鈴音は今17歳と若くあるがその剣の腕前は大の大人にも負けないほど逸脱していた
間違いなく17歳だった頃の滋よりも強いだろう
鈴音は力強く頷く
「頑張ります!」
滋が愛用している刀を我が子のように大切に手入れしているの見て思い出したかのように聞く
「あ、その手入れしている刀は確か錆びていて鞘から抜けなかったのにダンジョンに持っていくと抜けるようになったんでしたっけ?」
その時の情景をまぶたの裏に思い出しながら語る
「あぁそうだ 御先祖様が使っていたとされているこの刀は私が生まれる頃にはもう錆びていて抜けなくなっていたらしい 私は子供の頃に「この刀はなんて悲しい思いをしているのだろう」なんて思っていたよ
そして私はこの刀に愛着をずっと持ち続けていてな 最初にダンジョンにはいる時に持っていったのだ その時に【私は紅葉刀がまだまだ頑張れる頑張りたい】と心の叫びが聞こえた気がしたのだよ そうして刀を確認してみるとと錆びていたことが無かったかのように鞘から抜けるようになり銀色の刃が輝いていたのさ」
その話を聞き鈴音は頬を膨らませながら言う
「羨ましいです!! 私もそのような武器が欲しいです!!」
「はっはっは 鈴音もこれから頑張ればきっと運命の武器が見つかるはずだ」
そう笑いながら鈴音の頭を撫でる
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破壊神と呼ばれている男
「ドゴーン!!!」
爆音がなり建物が揺れる
破壊神と呼ばれている男 岩崎 健太郎がサンドバックを相手に練習していた
「ふぅ、ついに明日は大会の日か」
健太郎を常に慕い付きまとっている男が駆け足でやってくる
「健太郎さん!ついに明日は大会ですね!健太郎さんの力周りの野郎共に見してやりましょうよ!」
健太郎はただ一言だけ
「おう」
男は興奮気味に健太郎に近づいて話す
「自分には健太郎さんが優勝している光景がもう見えてますよ!」
「お、おうそうか」
「じゃ、自分は明日応援する為の準備がありますんでこの辺で失礼します! 明日は頑張ってください」
男は興奮顔染まらないのか慌てて走り少し経つと見えなくなっていた
1人だけになった健太郎は呟く
「はぁ、どうしてこうなってしまったんだろう
てか破壊神ってなんだよ そんな柄じゃないよ」
破壊神と呼ばれている男岩崎 健太郎は外見は堂々としていて破壊神の呼び名にふさわしいが、実際とても気の弱い性格をしていて、自己表現が苦手 そのため破壊神と呼び名が広まった頃には否定することが出来ずにそのまま破壊神が定着してしまったのだった
「戦いなんて怖いし 怪我の心配なくてもその時ば実際痛いだろうなぁ
ただ手に入ったスキルが悪いんだ 凶暴戦士化 なんて言うスキルが僕が手に入れるなんて 後先考えずに使わなきゃ良かったな だけどこのスキルは実際使うと強力でダンジョンを攻略する方が昔の仕事よりも収入がいいし辞めるわけにはいかないしなぁ」
健太郎はため息をする
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11月8日11:00
日本中の空気がいつもより張り詰めいてた
それそのはずあと数時間もすれば世界でいちばん強い人間 パーティーが公になるのだ
そこは巨大のコロッセオのような形をしていた
観戦画面には各国の画面が分けられ映されていた
それは観戦専用の入口に入ると移動する空間も同じだった
11月8日12:00
《あーあーマイクテストマイクテスト》
《これから宣言通り探索者世界大会を始める》
《めんどくさい前置きなどはいらないじゃろう》
《早速始めよう 事前に言っておいた通り個人戦とチーム戦のふたつを行うまずは個人戦からじゃ》
「今から大会参加者の年齢によって分けてある大会場所に飛ばす 15〜30 31〜45 46〜 の年齢別3段階に分ける」
「そして初めの勝ち抜き戦のルールだが簡単な話だ 覚えることはたった一つだけで良い それは10人倒したものから勝ち抜けするように設定されておる」
「もちろん1度でも負けてしまえばそれでおしまいじゃ やり直しはない 1度も負けずに10人倒すこれが次のトーナメント戦に進むことが出来るようになる条件じゃ」
「飛んだ先から早速始めようとしよう では第1回探索者世界大会開始じゃ!」
「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」」
開始宣言をすると参加者は少しの浮遊感を感じる 次の瞬間には別空間に飛ばされていた
飛ばされた先は人によって違っていた ジャングルのような森の中に飛ばされたもの 砂漠に飛ばされたもの 平原に飛ばされたものがいた
だが決してそれは別空間に飛ばされた訳ではない ただ今回の大会のために用意された空間はものすごく広く色々な地形が合わさって出来ていたのだ
飛ばされた先で光 一は困惑する
「うわっ ここはものすごく暑いな 砂漠か? 初めてサボテンなんか見たな」
飛ばされた先で細田 滋は分析する
「なるほどここはアフリカのにあるようなジャングルだろうか もし他の誰かがいたとしても視認しにくいかもしれないな」
飛ばされた先で 鈴木 健太郎は驚愕する
「なんで僕の飛んだ先に他の人たちも沢山飛ばされんだよ 運悪すぎでしょ」
健太郎の周りには他の探索者が囲んでいた
「お、おいあの風貌は破壊神って有名なやつだろう?」
「あ、あぁ 俺は1度破壊神を遠目にだが見たことがある間違いは無いあいつが破壊神だ」
「とりあえず優勝候補の破壊神をみんなで力を合わせて倒さないか? 個人戦といえど複数人で1人に対して戦っては行けないとルールにはなかったはずだからな」
「あぁ、俺も賛成だ 認めたくはないが明らかに普通のやつとは纏っている雰囲気が違う」
「この人数差でも油断すれば危ないかもしれない 各それぞれ本気でやろう」
健太郎は飛ばされてすぐに5vs1という不利な状況ができていた
「はぁ不幸だ」
それだけを言い狂戦士化のスキルを発動する
「はぁ これで4人目か まだ半分にもいってない さすがに連続で相手するとなると体力がきつくなってくるな だが、まだ俺は行けるぞ」
光 一は少し息を整えながら周りから他の参加者が来ないか確認する
「おいおいまだ来るのかよ少しは休ませてくれよ」
そう悪態をつきながらも光 一は笑みが零れていた ランキング1位の人間はやはりどこか頭のネジが外れているのだろう
剣聖の場面に飛ぶ
「ほれ サシでの戦いでは勝ち目がないぞ
2人同時でいいからかかってこい」
剣聖はまだ余裕そうに一人の男に言い放つ
「くそっ!おいお前も手伝え 先に剣聖を何としてもここで倒さなければ俺たちは勝ち抜き戦を生き残れない!」
「あぁ、俺にも負けられない理由があるんだ ここで終わる訳には行かない」
その2人を見ながら満足そうに言う
「ふむ 悔いが出ないように全力でそして殺す気でかかってくるとよい」
「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
健太郎は狂戦士化のスキルを使い目の前の対象を壊すだけの怪物となっていた
「うわあああ!!」
「何だこの化け物は本当に同じ人間か!?」
「クソ強すぎる こっちは5人がかりだぞ??」
「何故5vs1の構図で5人の方が終始押されているんだ? くそっ!」
狂戦士化した健太郎には5人がかりで挑んでも歯が立たなかった
15歳〜30歳までの勝ち抜き戦の様子
「私の運命の武器に会う為にもあなた達は私の糧になってください!」
「何だこの女の子強すぎる 刀なのか!?刀身が早すぎて見えないぞ!」
「あぁ、最悪だ まるで剣聖と戦っている気分になるな」
「私はこんな所で躓いてる暇ないんです さっさと終わらせます!」
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観戦しているもの達の会話
「お、おいまたランキング1位の一の戦いが始まりそうだぞ!」
「あぁ もう少なくともランキング1位は5人以上を既に倒しているよな いちばん早く勝ち抜けるのはやはり光 一になりそうだな」
「こっちでは破壊神が5vs1の不利な状況を無傷で対処している こいつは本当に同じ人間なのか?」
「こっちの15〜30の部門には小さい女の子と剣聖と同じくらい綺麗な剣捌きをしていて他の参加者を圧倒しているものもいる なんだ剣聖の関係者か?」
「おい、日本だけじゃなくてこっちのアメリカの戦いも中々レベルが高いぞ これはトーナメント戦は楽しみだな」
「あぁ、日本は世界の中でも1番強いと思っていたが 他の国も同じぐらい強そうだな 面白くなりそうだ」
「中国のこのヌンチャク使いのやつかなり強いぞ」
「ドイツのこの探索者も特別なスキルを持ってそうだ 明らかに動きが違う」
「アメリカの方に映っているこの鬼のようなツノが生えてるやつはなんなんだ 光 一と同等の強さか下手したらそれ以上な気がするぞ」
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はい今回の話は大会part1です 書いてみてわかったんですけどここから個人戦のトーナメント戦
そしてチーム戦の勝ち抜け戦と トーナメント戦 少なくとも3つ以上の話が残っています
3話で大会について描き切ろうと思いましたが全然終わる気がしません 何とか頑張りますが伸びてしまうかもしれないです
次回投稿は27日20:00です
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