第9話 3度目の配信!?
※ 今回の話はイベントの内容 配信だけなので少しだけ短くなります
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最近胃腸薬と頭痛薬を手放せなくなっている総理が落ち着いた表情で椅子にかけていた
「最近は特別変なことが起こずにダンジョン関係も落ち着きも見せている はぁ ようやく休むことが出来そうだな」
前回の放送から2ヶ月が経とうとしていた
それから神の放送は無く総理にはいつもの日常が戻ってきたの実感していた
※現実世界にダンジョンあり
だかいつもの日常が崩れるのは一瞬のことである
いつもの若い官僚が勢い置くドアを開け叫ぶ
「総理大変です!神が3回目の放送を始めました!こちらをご覧ください」
総理は嘆く
「あぁ、神よ 私に安寧のひと時はないのでしょうか?」
日常をぶち壊した神に祈るという傍から見ればおかしいことをする
それほどに総理は追い詰められていたのだった
それは突如起こった
今回で3回目となる
1度目は地球をアップデートするという告知
2度目は地球にダンジョンを設置するという告知
では3度目はなにか
《あーマイクテストマイクテスト》
《配信するのも久しぶりじゃの 前回から2ヶ月ぶりじゃろうか》
今日は11月1日 ダンジョンができてから3ヶ月経っていた
そろそろ肌寒くてなって来る季節 だが今回の配信によりまた世界中は熱狂することになる
《そろそろ皆の者もダンジョンというものに慣れてきた頃合じゃろう》
《そうして気になるものもおるだろう 誰がいちばん強いのか ダンジョンの入口に設置してある石版のランキングなんてものは結局レベルを参考にしているだけじゃ》
《スキルの使い方 体の動かし方 仲間との連携 作戦 全てを組み込みそ世界で1番強い探索者をこの目に焼き付けたくはないか?》
1拍置いて神は宣言をする
《ダンジョン世界大会を開催することをここに宣言する!》
「「「「うおおおおおおおー!!!!」」」」
どこからともなく叫び声が聞こえてくる
そしてその叫び声は間違いなく世界中から起こっていた
神はその反応をみて嬉しそうに言う
《喜んでくれて何より それでは早速今回の大会の細かい詳細を説明をしよう》
《大会は全ての国のダンジョン攻略をしているものに参加する権利が与えられる これは不変のルールじゃ 誰も止めることは神の名において許さない》
《ダンジョンと同じく大会で起きたことによって怪我をしたり死ぬことはない そこに関してはこの儂が約束しよう》
《そして大会は不公平をなるべく少なくするためにも年代別の個人戦 そして年代問わずのチーム戦の2つを行う
両方出ても良いし片方だけ出ても良い》
《個人戦については 15歳〜30歳 31歳〜45歳 45歳以上の3つに分けて行う》
《最初に全ての国と言ったがこれはどこかの国に集まるというわけではない 新しく全てのダンジョンの入口のところに同じ場所に通じる大会用の入口を設置する いわゆるワープゲートというものじゃ そしてその入口に入ると別の空間 今回の大会のために作った特別な空間に移動する
その空間に入ってる時のみ 言語翻訳 スキルを常に所持していることになる そのため国によって言葉の違いなどは出ない
大会特別空間はなにぶん広くてのそこらの国と同じぐらいの広さはある》
《だか各国から集まるとなればさすがに人数が多いからの 最初は自国同士で勝ち抜き戦を行い ある程度人数が減ればそこから 勝ち抜いた各国の強者同士でトーナメント戦を行うということにしよう》
《そしてその戦い全ては観戦することが出来る
同じくダンジョンの入口の場所に観戦用の入口も設置しておく そこに入ると各国の大会を同時に観戦することが出来る
好きな探索者がいるのなら好きに応援すると良い そこに行けない人間もおるだろうそのため大会の映像は世界中の至る所に生中継として流しておくことにしよう》
《そして1番大事な優勝賞品の発表をしよう 各部門で優勝したものにはC級ランク相当のエネルギー結晶とスキル媒体 装備 武器をどれかひとつ与えることにしよう》
F級ランクダンジョンが初めて完全攻略されてから2ヶ月ほど経っているがE級ランクダンジョンは未だにひとつも完全攻略はされてない やはりスキル持ちのモンスターというものは厳しいものがあるのだろう だかC級相当のものが今回の大会により手に入ればE級ランクはおとろかD級ランクダンジョンの完全攻略も夢じゃない それほどのものなのだ
《それでは大会の日時はこれから一週間後 11月8日12:00から始める 11:00には大会用の入口が開かれ大会特別空間に入れるようにしておくことにする》
《では力自慢の探索者達よ 残り時間で自分の腕を磨き待っておるのじゃ》
そうして配信が終わる
「うぉぉぉぉ!!!」
「まじやべぇー!!」
「今の配信ほんとかよ!!ほんとに腕試しできるのか!?」
「おいおい俺のバスターソードが火を吹くぜ!!!」
「いやいや俺の鋼鉄の巨大盾を見ろよ!どんな攻撃も通らないぜ!!」
「おいおい探索者同士の戦いが見れるのか!?」
「ランキング1位の光 一の戦いが見れる!?まじかよ!!」
「光 一パーティーのタンク役 鉄太郎って人も相当強いらしいぞ」
「あそこのパーティーの斥候役 存在しているらしいが誰も見た事はないらしい もしかしたら今回の大会で姿を見ることが出来るかもしれない!」
「おいおいランキングなんてのは結局はレベル順だろ!?1番最強なのはランキング6位の岩崎さんに決まってるだろ!! あの人は巷じゃ破壊神って呼ばれてるんだぞ!!」
「いや 最強はランキング4位の滋様よ!あの人は御歳62にして剣聖と名高いお方だぞ!個人戦ではきっと負け無しの最強さ!!」
「やべぇぇ!!ランキング上位同士の戦いめっちゃ見てみてぇぇ!!」
今までには無い熱狂に包まれた世界は混乱し SNSもパンクし政府も麻痺した
それもそのはず今まで探索者達はモンスターにしか自分の腕前を試すことは出来なかった
日本ではダンジョンの中とはいえ相手に危害を加えると法によって罰せられてしまいダンジョンも二度と入れなくなってしまう そのため探索者は大人しくするしかなく 力を自慢したくてうずうずするものたちはごまんといた それが神の名において合法化するのだ 興奮してしまい自制が効かなくなってしまうのも無理はない
「もうやめてくれぇぇ!!」
総理の魂の嘆きが聞こえてくるのだった
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今回はここまで
さすがに大会を1話で収めることは出来そうにないので2話に分けるかもです 最高でも3話までに分けて終わらせます
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