第3話 非日常の学校!?
「まじかよ」
目が覚めた時の時刻は8:15 自分が通っている高校はHRが8:30から始まる
普通に学校まで30分はかかる 急いでも20分はかかるだろう
このまま行けば確実に遅刻してしまう
遅刻してしまうと親に連絡が行くため遅刻はしたくない
昨日の出来事の確認をしたいが今はそれどころでは無い 直ぐに起き机に掛かっているリュックをとり家を出て学校に駆け出した
なぜ母親は起こしてくれなかったのだろうと思い恨めしく思ってしまった だがそんなこと確認している暇は無い とにかく学校に向かう事だけに集中していた
そうして学校に着き教室に入り時間を確認すると8:20頃だった
「え?もしかして朝寝ぼけてて時計の時間見間違えたか?」
いや違う 確実に8:15だった あぁ そうか思い出した
力が強くなるごとに身体能力も上がってるんだった 昨日は平均程度に制御していたが焦っていて無意識に身体能力が上がってしまったのだろう
だから急いでも20分かかる所を5分ほどで着けてしまったのか
不幸中の幸いというかなんというか
「何にしても間に合ってよかった 」
安心すると急に別の不安が押し寄せてきた
確か昨日 今日の準備する前に気を失ってしまった気がするな
リュックの中を恐る恐る確認すると思った通り昨日使ったものしか入っていなかった
更に今日の必要な教科と昨日の使った教科はひとつも被っていなかった
その時初めて膝から崩れるというものを体験した
教室でそんなことをしてしまった為周りからの視線が痛く
「あ、ごめんなさい...」
この言葉を出すのが精一杯だった
恥ずかしくなってしまい下を向きながら自分の机の方に向い椅子に座り机に伏せることによって耐えることした
机に伏せて恥ずかしさと戦っていると前から
「なんかあったのか?忙しなかったようだけど。」
顔を上げて確認すると話しかけてきたのは席替えによって前後の席になり少し話すようになった高橋 健太だった
高橋はサッカー部に所属していて明るく元気で、周りから人気があるThe 陽キャだ
「髙橋か いやなんでもない ただ今日の準備をするのを忘れてそのまま来てしまって何一つ教科書がないだけだ」
「はは それはなんでもないとは言わないと思うけど。 教科書とかはどうするか決まってるのか?。」
「どうにかするさ 事前に教師に言い借りるとか色々あるだろうし」
「なるほどな。ま、何とかなりそうか?。」
「あぁ 大丈夫だ ありがとう」
「何もしてないしそんなに気にすんな。」
「あぁ ついでに頼みたいことがあるんだ
少し用事で行く場所があって もしHRまでに帰って来なかった教師にはトイレに行ってるとでも伝えてくれないか?」
「分かったよ。なるべく早く戻ってこいよ。」
「ありがとう」
やはり高橋はいいやつだな
そうして俺は誰かがいるという心配がない鍵が閉まっている屋上に向かった
屋上に出る扉は鍵がかかっていた だか少し俺の身体が光ったと思えば屋上のドアの鍵が開いていた
「ははは」
乾いた笑いが出た やはり起きても力はあり
鍵が閉まっていたドアも鍵がなくても開けることが出来た
屋上に出て風を感じていた
ようやく余裕を持って力を確認することが出来る
「やはりいきなりスキルを作るのは無謀だったか
いや明らかに力がに昨日よりも強くなってるし結果的には良かったのか」
数字でいえば500くらいだろうか 1番最初の10と比べると50倍だ 笑えてしまう
そして高橋を見た時に出たステータスのような画面あれば夢でなければ昨日最後に作った鑑定スキルの効果だろうか
佐藤 健太(男)
レベル 1
チカラ 5
スバヤサ 7
タイリョク 7
カシコサ 4
ウン 3
備考
家族の名前: 高橋 さくら(妹)、高橋 真由(母)、高橋 勝(父)
家族の関係: さくらは健太の妹で、元気な中学生。母の真由は優しい専業主婦、父の勝はサラリーマンで家族思い。
このようなゲームのような画面が出たのだ 興奮してしまうのは不可抗力だ
興奮を抑えるためにも屋上に出てきたというのもある
少し時間が経ち落ち着いてきた
このステータス画面を見るにレベルはもちろん1でステータス全部の平均は5くらいだと思っても間違いは無いだろう
高橋はサッカー部に所属しているため体力と素早さが少し高いのだと思う
そうして俺自身のステータスを見ようとして壁にぶつかった どうやって見ればいいのだろうか いやこの際だスキルを追加で作ってしまえばいいだろう 気絶した時よりも力は何倍にも強くなっている 同じヘマはしないはずだ よし作ろう
イメージはできている
【主人公は自分自身のステータスを正確に分析することができる 名を自己鑑定スキル】
そうして身体が光る
「何とか気絶せずに済んだな」
自己鑑定を早速使ってみた
田中 慎一(男)
レベル6
チカラ 5(153)
スバヤサ 5(204)
タイリョク 5(256)
カシコサ 5(307)
ウン 5(409)
シンリョク 512
スキル
鑑定 自己鑑定
備考
家族の名前 : 田中正男 (父)、田中美恵(母)
家族の関係 父の正男は頑固だが優しい性格。息子の慎一を誇りに思っている。母の美恵は穏やかな性格。家族のまとめ役。慎一には理解と支えを惜しまない。
とりあえず今度から備考は見えないようにしよう 案外恥ずかしいからな
そしてステータスを見る時になるところが色々あったまず1つ目にレベルが上がっていることだ これは心当たりがある
物語の脚色を使った回数だ たしか昨日気絶を含めたら3回そして今日屋上のドアの鍵を開けるのに1回 自己鑑定スキルを作るのに1回で計5回 元々レベル1でそこから5上がると考えたら辻褄は合う
次に体力などのステータスだが一律5なのは力で制御してるからなのだろう そう考えると( )の中にある数字は本来の数字ということか
スキル欄も自分で作ったスキルが載ってるだけだな
そうして最後に高橋のステータスにはなかった シンリョクというもの
シンリョク?しんりょく まさか神力か!? なるほど腹の中に感じる力は神力と言うのか だいたい数字を考えていたのと近いし合っているだろう
それにしても( )の中にある本来の数字は凄いな まぁ神力が512ということは元の約51倍ということだこのくらいになるのだろう
5つの項目の中では運がいちばん高いのか たしかに上位神は素質のあるものから適当に選んだと言っていて運で地球の神に選ばれたくらいだし運は高いのだろう
ステータスを見ているとふと気がついたことがあった 神力により身体能力などは上がっているがレベルによって上がっているものが見当たらない もしかしたら分からないだけでなにかが上がっているのだろうか?
「戻るか」
色々確かめることが出来たので戻ろう
HRは終わってしまっていると思うがさすがに1限目は出ないとな
「いやいち早く神として成長しなきゃ行けないそれが地球の神となった俺の義務だ 学校など時間の無駄か?」
だが無断欠席は出来ない 家族を心配させてしまう ならばどうするか
上手くいい案が思いつかない
「俺の代わりがいれば楽なのに」
「あ」
言葉に出して気がついた 代わりが欲しいなら代わりを作ればいいんだ 今の俺ならそれが出来る
【主人公は自分と同じ思考回路 性能を持った分身を作り出すことが出来る 名を分身召喚スキル】
身体が光る 早速コピーを作り出す
瞬時に人影ができたかと思えばそれが俺と瓜二つの姿になり見分けのつかない2人の人間がその場に佇んでいた
「コピー喋れるか」
「あぁ 喋れる 問題ない そして自分をコピーだときちんと認識している」
「良かった想像通りにいったな やるべき事は分かっているな」
「もちろんだ 本体の代わりをすればいいんだろ?」
「そうだ バレないように気をつけろよ
俺は神として胸を張れるくらい成長出来るまで成長を続けるつもりだ 山籠りでもしてみるか」
「わかった」
ーーーーー1ヶ月後ーーーーー
「さて、もう十分だろうそろそろ戻るか」
「自己鑑定」
田中慎一(男)
種族:神
レベル54
チカラ 45711
スバヤサ 60948
タイリョク 76185
カシコサ 91422
ウン 121896
シンリョク 152370
スキル
神力の理 鑑定Ⅱ 自己鑑定Ⅱ 分身召喚 経験値増加 身体強化 レベル能力解放 世界検索 全知全能(小) 形態変化 瞬間移動 守護の精神 能力封印 空中浮遊 結界作成 空間探知 etc
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主人公のスキルはご都合主義でその度その度新しいのが出てきます
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