5_バトルファイト&エスケープ!!

「へっへー!! コリャいいや! なんだかわかんねーけど、ホーミングになってるビームアロー!! こんなウェポン持ってりゃあ!!」


 へい、ドーガだぜ! なんだか、よくわかんねえことに! 本来直線軌道しか描かない。俺のアームドアーマー、シェバのビームボウと、そこから放たれるビームアローに! ホーミング機能がAddされたってのさ!!


「おい、シェバ! 理屈はなんだ⁈」


 アームドアーマー、シェバのAIに一応聞いておく。


《ミリアムさまのあの『発酵粘性プロンプト』の影響です。何やら価値を感じ、解析した結果の、『生体的な粘りの構造』それのリザルトによって。一時的に『繋ぎ構造体、並びに粘り構造体』の公式を作り出すことに成功しました。今さっきの『飛沫ビーム』はそれを用いたものです》

「あ? あのビームアローがホーミング化したのもか?」

《はい。如何にも。光波粒子に粘りを持たせ、遠隔操作を可能にしたものです》

「……んなことが。可能なのか……。まあ、実例見せられちまったしなぁ……」

《はい、現実はエンターテインメントより奇です》

「自覚してんのかよ、このトンチキ天才AIめ。まあいい、行くぞ!! いい武器も手に入ったし、あいつら畳むっ!!」

《YES! DO!!》


     * * *


〘がちん!! うがっぷ! おやび~ん!!〙


 うわっ!! あの白亜のアームドアーマー! 意味わかんねえ新兵器、ホーミングビームをぶっ放してきやがって!!

 俺の可愛い、超無能の部下! イガペーのシュリックを小破させやがった!!


〘良くないな……。おい、首領。仕掛ける時では? 『トライアド・プレッシャー』を〙


 フォーデンがそんな事を無線で言ってきやがる。三人の連携陣のことだが……。俺、アレ苦手なんだよなぁ。協調とか協力とか。大っ嫌いだからな俺は!!


〘ぼふん!! がやっぷ! おやび~ん!!〙


 追撃喰らってボコられてるイガペー!! まあ、しょうがねえ! 馬鹿に替えはないからな! 俺はあの馬鹿を気に入っている!!


〘いくぞ!! 発動!! トライアド・プレッシャー!!〙


 さて、俺はビームポールアクスにエネルギーを注いで、さらに巨大化させる!! コックピットの計器の蓄電ゲージがすげえ勢いで減り始めるが! さっさとケリ付けてやるぅ!!


〘はいはいよ~!! イガペーさん、やっちゃうね! 出ろ!! ビームシャムシール!!〙


 イガペーがそう叫ぶと、奴のシュリックが握ってたビームダガーが変形! ビームの半月刀、ビームシャムシールに変化する!!


〘ふっ!! 出ろ! テンズ・ビームワイヤー!!〙


 フォーデンはそう叫ぶと、ウェオ・ペルテンの十指からそれぞれ、ビーム斬糸を発生させて!


〘空間を支配する!! ビーム・ウェブ!!〙


 それを器用に編み込んで、ビームの網を作りやがる! 毎回器用な奴だぜ、コイツは!!


     * * *


「うっぎゃああああああ!!」


 なんだコイツら!! モンのスゲエつええじゃねえか!! 俺だって、故郷のシャルシーダでは! ほぼ敵なしだったんだぞ? まあ、ジュニアの世界でだけど。

 そんな俺を、翻弄しまくる敵三機組!! やべー、やられる!!


「逃げっぞ! シェバ!!」

《了解ですが。私たちに後詰戦力はありませんよ?》

「ニューリアがヨットに積んでた、ハイドロキャノン!! あれぶっ放して貰って、片付けて貰う!!」

《……ふむ。それはいい手です!》


 ってわけで。撤退開始したんだが!


〘まちなぁあああああああ!!〙


 うっぎゃー!! ゼル・ゼルが! 信じられねえスピードで猛追してきやがる!!


「くっそ!! 冗談じゃねえ!! 捕まったら喰われる! 加速すんぞ。シェバ!!」

《YES! ready_GO!!》


 急加速で、宇宙ヨットまで!! 退却!!

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