6_急迫! 激突! ランダムジャンプ!!
「ドーガ!! あのままじゃ! あの海賊に追いつかれてしまうわ!! こうなったら!」
およよう⁉ ニューリアがヨットの甲板を走って行って!!
「スペース・ハイドロキャノン起動!! 照準合わせ」
甲板の舳先に取り付けられている、ニューリア自身が持ち込んだ宇宙魔導科学兵器・ハイドロキャノンの照準を合わせ始めたぞ!
「方位995、仰角70!! エネチャージ順調! マナチャージ快調! これならすぐに撃てる!!」
こえー!! 顔が夜叉になってるニューリア。美少女顔のままだけど、目つきと口元の笑みが超怖い。
「ザ・シューティング・キャノン!! ハイドロキャノン発射ぁ!!」
バッシュアアアアアアアアア!! て言う!! モンの凄い水撃炸裂音がして!!
水の巨弾が高速で宇宙空間をかっとんだ―――!! うわー!!
「次弾! 発射ー!!」
うわー!!
「ネクスト、発射!!」
うわわー!!
「更に!! 発射ぁっ!!」
うんにゃ~!!
「ファイナル―――!! キャノン!!」
うぎゃ~~~~!! こえええええ!! ニューリア怖いよ~!! ほんの数秒で。あの破壊兵器ハイドロキャノンを5連発したよぉ~~~~!!
* * *
「⁈ うおっ!! やっべえ、シェバ!! 躱せっ!!」
俺は、目の前にカッ飛んでくるハイドロキャノン砲弾を、シェバを駆って咄嗟に避けた!!
〘何ぅ⁈ くっそッ!!〙
俺が避けたんで、俺の後ろに急追して来た、ゼル・ゼルに当たりそうだったんだけど。流石だな、あのパイロット。器用に避けたぜっ、て⁈
ゴンっ!!
うわあああああっ!! 後ろ向いて、ゼル・ゼルの方見てた俺の背中に!!
明らかにニューリアがぶっ放したんだろう、ハイドロキャノン砲弾が直撃!! やっべ、こりゃシェバの背部装甲砕けたぞ⁈
〘はははははは!! バカ者がぁ!! 逃がさんぞ、その高級アームドアーマー!! てめえのその機体も、この海賊ラージット様のものだ!!〙
⁈ なんだと? コイツ……⁈
〘海賊……ラージット? ユハナスさんが宇宙悪霊を思念粘土から開放して、小惑星ごとぶっ殺した筈だろ……⁈〙
〘……! てめえ、それをどこで知った⁈ まさか、俺の想像以上に、ユハナスに近い奴か? だったらほんとにタダじゃ置かねえ!!〙
〘……けっ!! だったら、俺だって。テメエをタダじゃ置かねえぞ? 海賊ラージット!! 俺はドーガ。ドーガ・シャルシーダ!! テメエが昔辱めまくってくれた、マティア・シャルシーダの甥にして!! シャルシーダ国王、レウペウ・シャルシーダの長子だ!!〙
俺がそう言い放った途端!!
ゼル・ゼル、いや。ラージットは。ビームポールアクスを……?
ぶん投げて捨てた? 何やってんだアイツ。
〘そう聞けば……。全く以って。今日は愉快な日だ!! ゲブハハハハハハハッ!!〙
何笑ってやがるんだコイツ?
* * *
「ほわあああああああ~~~~⁉」
うっきゃ~!! スッゴイ勢いで!! 宇宙空間で二機のアームドアーマーが〘肉弾戦〙をしながら絡み合いながら!!
こっちに向かって、高速で迫って来る!!
「ヤバいね!! ぶつかっちゃまずいね!! やるよミリアムちゃん!! 空間斥力領域発生!! 空間力場展開!! DSSソースをPC(パーコン)に入力!! エンターキーで!! 弾けー!! ばっきょーん!!」
あたしは、noteパーソナルコントローラで!! アームドアーマー二機の接近から、ヨットを守る斥力空間結界を貼り終えた!! グッジョブ、ミリアムちゃん!!
「え? あなた、ミリアム!! 何をしたの?!」
ん? 何焦ってんのニューリア?
「あ。これはぶつかる……」
ん? 何言ってのドダイ君?
「ミリアムさん。あれ、斥力じゃなくて引力フィールドでしょ?」
ドダイ君がそう言った数瞬あと。
振り返ったあたしたちの目の前に殺到する、アームドアーマー二機!!
それがぶつかって、凄い振動がヨットを襲ったかと思ったら⁉
視界全域に真っ赤な光が広がって!!
あたしは意識を失ってしまった!!
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