その爆弾は誰の首にも……


 デスゲームに参加することになったのは、一人のレビュワーであった。

 ゲームの内容は、「ある映画をレビューし、それが世間の評価と近ければクリア、さもなくば死」というもの。

 レビュワーは、自分の命と誇りをかけて、適切な評価に向けて動き出す。

 しかし、このデスゲームには致命的な欠陥があり……



 非常に教育的な作品だった。

 レビューと呼ばれるものが一体何で構成されているのか。
 どうなれば正しく評価できたことになるのか。

 一つの映画にせよ、原作者、主演、製作費、ジャンル、今までの統計などなど、
 あらゆる情報が絡まりあっていて、どれが本質を構成しているかを取り上げることは難しい。

 どこかのラーメン漫画のキャラが「客は情報を食いに来ている」という名言を残しているのだが、
 この短編からもそういった達観が感じられた。