優しい彼女とヤサシイカノジョ


 魅力的な彼氏は、家の近くにある竹藪を嫌っていた。
 昼間でも仄暗い、闇を纏った竹藪は、何かを秘匿しているかのようだった。

 交際は順調に進んでいくが、徐々に彼氏は怯え始める。
 不安を宥めるために近づくほど、より恐怖する始末。

 真相は藪の中、事態は想像もしない方向に……



 ホラードラマと怪談が混じったような一作。

 光景が想像しやすく、始めから漂う不穏な空気が如何にも妖しい。

 竹藪という題材もこの雰囲気を引き立てている。
 異変の出し方も自然ながら恐ろしく、ぞわりとするものがあった。