味覚をベースに人生を語る?もとい、人生こそ味覚かもしれない
- ★★★ Excellent!!!
青山作品ファンならその魅力をのっけから味わえる、含蓄に富んだ面白エッセイ。
ショーペンハウエルと徳川家康の言葉を根底に、人生の機微を面白く、また感慨深く覗くという、こんな切り口は青山先生しか書けないでしょう。
私は個人的に苦味が一番大切で、苦い思い出しがない気がする。学べばいいのに学ばず、いまも苦〜いコーヒーを味わいながらこちらを読む始末です。あぁ、味覚は愉しい。