第4話
次の日も学校終わりに
茉莉花の家へ向かう。
途中で飲みものを買おうと昨日のコンビニへ行くと
大和くんの他、2人の男の子がいた
「やーまとー!また来てたんだね!!
旭(あさひ)と蓮司(れんじ)も!」
「おー!マリカじゃん!!」
金髪マッシュの男の子が茉莉花に向かって大きく手を振り
元気な声で茉莉花に声をかけた。
大和くんはこっちを見て、軽く笑って手を上げ
その隣にいた黒髪のマンバンヘアの男の子は
タバコを消しながらこちらを見てた。
軽くまた紹介を受けたが
金髪が旭くんで、黒髪が蓮司くんらしい。
2人も同じ中学らしく
大和くん、優くんと同じ高校との事。
「なんで茉莉花だけ、うちの高校にしたの?」
こんなに仲良さそうなら、
みんな同じ学校に行くものかと思ってしまったが
茉莉花だけうちの高校というのはなぜなのか気になった。
「大和達は北工業で、共学とはいえ
男の子が多い学校だし
工業系はそこまで興味無かったからねぇ。
だから、制服可愛い青南にした!
そん時だけ、めーっちゃ勉強頑張った!」
笑顔の横でピースする茉莉花が可愛くて
笑いながらその姿を写真を撮った。
「あは、かわいく撮れたよ〜」
「やーだー!けしてー!!」
「その写真頂戴」
「いいよ〜」
まさかの大和くんから頼まれて
エアドロで送った。
「めっちゃよく撮れてるじゃん!!」
「女子って、写真撮るの好きだよな」
大和くんのスマホを覗き込み
旭くんは関心したように言い、蓮司くんは苦笑いしていた。
「壱華って、よく写真撮ってるよね」
「まぁね〜、撮るの好きかもね」
「いい趣味じゃん!男同士ってあんま写真撮らないから
いいと思うけど!!俺も真似しよっかな!」
旭くんがキラキラした顔でそう言う。
「元々はママがよく写真撮る人で。デジカメとか、インスタントカメラとか
絶対バッグに入ってたの。
最近はスマホで写真撮れるじゃん?
うち、パパが単身赴任してるから
こういうことあったよ〜って
時々連絡する時、写真送り合ったりしてるんだよね。」
「そういうのいいね!!私も真似したい!」
どうぞどうぞ、とする私に
蓮司くんが
「偏見言って悪かった」と謝ってくれたが
言ってた事自体は間違いでは無いので
気にしてないと笑顔で返した。
目的の飲み物を買って、茉莉花の家を向かう為
皆んなとはバイバイした。
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