幻想的で透明感のある、本当の意味でのファンタジー小説

ありがたく読ませていただきました。

この作品の第1印象は、アニメであればジブリ作品、小説で言えばナルニア国物語のような王道ファンタジーというものです。

まず、物語の導入や世界観が丁寧に作り込まれており、インスタントな展開を採用しがちなWEB小説とは一線を画しています。

おそらく、筆者さんは世界観の創り込みに相当努力したはずで、クラフトマンシップが感じられる作品をお求めの方には特におすすめできます。

また、私としては主人公が無双するような作品ではなく、ヒロインの悩みに寄り添い、お互いに越えるべき過去や未来に立ち向かうような展開を予感させる点も好みです。

これからのストーリー展開を楽しみにしています！！