追放という最悪の状況から始まりながらも、「盗賊としての誇り」と「頭の回転」で道を切り開いていく主人公の姿が痛快なお話です。力押しではなく、地図や罠など、自分だけの強みを静かに積み上げていく展開が読んでいて心地よかったです。新しい仲間との出会いも含めて、読後にはスカッとしつつ、あたたかさが残る一作だと思います。
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