危険な地下部へと挑む蛍人。彼らの運命が行き着く先は。
- ★★★ Excellent!!!
舞台は近未来。
かつては日本海であった場所に建造された巨大な人工島の名は、海龍島。
人々が移住するはずだったその島は、未曾有の災害に襲われてしまう。その後に起こった奇妙な現象により、島の内部は迷宮化してしまった。
このお話は、その地下部で採れる新たなエネルギー源『緑氷玉』を求める命知らずたち——蛍人と呼ばれる者たちの物語です。
冒頭から始まる緊迫感あふれる巨大熊のような『緑氷獣』とのギリギリの追いかけっこ、仲間との連携で仕留める格好良さで早々に魅せてくれます。
退廃した島の雰囲気も魅力的で、蛍人たちがお宝を求めるだけでなく、この島の復旧も目指しているところに未来への希望が見えて嬉しい。
主人公チバのチームはとてもバランスが良く、島の皆からも引っ張りだこです。
レイファンは熱心なファンまでいる熱線銃使いで『激光女士』という異名まであります。内弁慶で可愛いんですよ。
もう一人のヨンジュンは冷静で理知的。インフラ復旧もできて頼りになります。
チバは他とのコミュニケーション能力に長けていて、戦闘能力も高いです。
島の内部がダンジョン化している世界観も魅力的ですが、戦闘描写が格好良いのも推すポイントのひとつ!
ここから彼らがどんな運命に翻弄されていくのか、先の展開が楽しみな物語です。
お薦めです(^^)!