この物語の主役は、ダンジョンに潜る冒険者ではなく、受付け嬢のエル。
とある理由から海猫亭に転職した彼女は、あっという間にその手腕を発揮して人気者に。
そんな彼女に想いを寄せる(多分)のは、見た目は瓶底眼鏡、外すと超イケメンの年下ギルマスのロジン。
お互い惹かれ合うところがあれど、奥手の二人はなかなかすぐには距離が縮まらず、傍から見ているとやきもきしてしまいますが、そのじれじれ感と二人の恋の行方もまた本作の魅力。
では、ギルド嬢の日常ってどんなの?というと、
冒険者たちのサポートをしたり、依頼の斡旋などが主な業務ですが、それだけで終わるわけでもなく。
ファンタジーのダンジョンならではの事件や事故があり、過去から今にいたるまで日常的に起こっている問題を、ギルドとしてどう対処していくかといった、ファンタジーだけど非常にリアルな観点からの物語も魅力的です。
ギルドを取り巻く環境、日常のひとつひとつが、この世界を身近に感じさせる要素であり、読んでいると不意に『なんだか本当にダンジョンがある気がする』気持ちになります。
穏やかで優しい気持ちになれる、ファンタジー世界の物語を楽しみたい方にお勧めしたいです。
35歳の誕生日を前に……。
ギルドの受付嬢を、年齢を理由に辞めさせられる事になったヒロイン、エルは、新しいギルドの採用試験をうける。
エルは、受付嬢の仕事にやりがいを感じ、大好きで、受付嬢の仕事をしていると生き生きするからだ。
もちろん、とっても有能。なぜかいつもフォックス眼鏡────いわゆるザマス眼鏡を愛用している。
新しいギルドのマスター、ロジンは快くエルの採用を決める。
ロジンも、なぜかいつも瓶底眼鏡を愛用している。
しかし眼鏡をはずすと、ドハンサムなのであった!
この二人に愛は生まれるのか、否か?
語り口が軽妙で、全体に流れるのは、癒やしというかほのぼのというか、まったりゆっくりな時間。
安心して、ここちよい読書タイムを過ごすことができます。
おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!
年齢を理由に受付業務から外されそうになったエルが選んだ転職先は、ギルド海猫亭!
ここでエルは衝撃的な出逢いをします。
ここのギルドマスター、ロジン・バッグの瓶底メガネの下には、ヤバいくらいの超ハンサムなお顔が隠れていたのです! そんなロジンにとっても、エルはドストライク!
そんな二人と、彼女たちを取り巻くバラエティ豊かな人たちが織りなす、ラブコメお仕事小説です。
物語を導いてくれるのは、穏やかな空気をまとった素敵な語り口調。語り手に手を引かれながら、ギルド海猫亭の楽しい面々の様子を楽しめます。
中心となるエルもロジンも、人当たりがよくて、気持ちよく見守っていけそうなところもお薦めポイント!
物語は六人のギルド嬢が出揃い、舞台が整ったところです。
家族的な温もりのあるギルド海猫亭で繰り広げられる恋のお話を、ぜひご一緒に!
お薦めです(^^)!