暖かな春を待つ花のように、僕も君に少し期待をしてもいいだろうか?

北原美和子。
彼女は、結婚することになったらしい。
しかし、彼女は別のことを考えていた。
「僕」は秘めていた思いを告げることもできぬままでいたが……。

密かに思っていたものを伝えられず、
秘められていた思いにも気づけず、
空元気のまま「僕」の前を去ってしまった彼女に、
なんと言えばよかっただろうか。
やり直す、なんて軽い言葉では足りない。
彼女にもう一度期待してもよかっただろうか?

翳した手の隙間、光が花びらのように見える。
眩しい太陽が、綺麗な花びら。
君のように眩しかった。
一枚の花びらが、静かに舞い降りた。

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