56日目 美味しくなくなってリニューアル!


 統合戦略は、ランダム性と取捨選択を楽しむ紳士淑女の遊び場です。最終面にて待ち構えるボスを討伐するために、プレイヤーは道中、戦闘をこなして自軍を強化する必要があります。


 戦闘と言っても千差万別。簡単なステージもあれば、厄介なステージもあります。

 そんななかで、高難易度と言うのも生ぬるい、同じ面の他ステージと比較しても明らかに殺意が高すぎるステージが、たびたび紛れ込んでいる場合もあります。


 そういったステージは、絶対選んだらアカン枠なので、ステージ攻略のうんぬんの次元ではなく、どうやってそのステージを避けて進もうかという、そもそもの話になってきます。


 『ウルサスの渇望』『制御不能』『氷海の虚像』『人工物のカーニバル』『論争頻発』、字面を見ているだけでもムシカズトコトコで源石、な汚物たちです。


 願わくば一生遭遇したくないステージたちなのですが、このたび、歳ローグには、いくつかの絶対選んだらアカン枠ステージが、サプライズで復刻登場します(こんな嬉しくないサプライズも滅多にない……)。


 選ばれたのは『制御不能』と『人工物のカーニバル』。どちらも、かつてドクターを阿鼻叫喚地獄に叩き込んだ問題児たちの巣窟。双方ともに芸術点の高い汚物ステージです。

 前者は『完全制御不能』に、後者は『ケイ素器鬼の宴』に名前を変えていますが、(名前から察せられるとおり)内容物は一緒です。


 おそらく運営も、これらが高難易度ステージと認知していて、あえて再登場させたのでしょう。もはや趣味の悪いいたずらとしか言いようがありません。

 ですが、これらのステージは特殊な条件を満たさないと発生しませんし、逃げる選択肢も用意されているので温情はあります。あくまでチャレンジステージという立ち位置なのでしょう。


 しかし! やれ汚物だ、やれ畜生だ、などと口汚くさんざん罵りましたが、(リバイバル版を)実際に戦ってみると、そこまで脅威を感じません。もしかしたら拍子抜けとすら感じるほどです。

 考えられる大きな要因は環境の差だと思います。特にレイディアンの存在や秘宝、耐久値をお手軽に盛りやすい環境のおかげで、上振れ条件を整えやすいのです。それはオリジナル版の環境では難しいことでした。


 初見時こそ度肝を抜かれましたが、歳ローグのシステムに慣れてくれば、再登場したこのステージたちは悪夢ではなく、むしろこちらがお礼参りをするための接待枠なのではと、最近は認知しています。

 まあ『完全制御不能』だけはどうしてもやる気になれませんが……。


 結論。決めつけはダメ!

 事象とは、それ単体ではなく環境や状況、その他多くの取り巻く要素を判断材料にした上で、多角的な思考が重要なのだなぁと思いました。


 だからといって『論争頻発』はリバイバルしないでよ……絶対しないでよ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る