57日目 シュヴァルツはなぜドゥリコンループスを56さなかったのか?


 ひと言で言うなら棲み分けができていたから。


 シュヴァルツは星6狙撃の精密射手。射程にやや難があるが、持ち前の超火力ですべてを貫く、元祖癖強火力お化けキャラです。


 単発高火力、防御デバフ、編成しているだけで狙撃オペレーターにバフを撒ける……と、これでもかと盛々の性能なのですが、最近はあまり見かけません。


 不遇キャラには、どうしても足りない能力だったり、欠けている要素が存在するものですが、シュヴァルツの場合性能に不満はありません。でも確かに、彼女は不遇キャラ寄りではあります。


 果たして、どうしてシュヴァルツは、攻略の場面から姿を消してしまったのでしょうか?

 それは目まぐるしく変化する狙撃オペレーターの環境に理由があります。


 シュヴァルツは定期的に危機が訪れています。新しい狙撃オペレーター実装の瞬間です。


 まず第一の危機が、パゼオンカの実装。パゼオンカもまたシュヴァルツと同じレアリティ、同じ職分のため、役割が丸かぶりしていました。しかもパゼオンカはタイプライター(いわゆるタレット)を召喚できるので、場所を選ばず先制攻撃を仕掛けられて小回りがききます。タイプライターは敵から攻撃されないので、敵地のど真ん中に投下して、ノーリスクで奇襲を成功させられるし、しかも防御デバフを付与できます。

 そもそもシュヴァルツの火力は、当時の環境ではオーバースペック気味だったので、打点は高いが扱いにくいキャラよりも、シュヴァルツとほぼ同じ仕事を遂行できて汎用性の高いパゼオンカのほうが需要があったのです。


 それでもまだパゼオンカとは、性能の差からべつの役割をシュヴァルツに担わせることが可能でした。その最たる例が、統合戦略のギガモルテや、生息演算の駄獣くんのような、手数での攻撃が非推奨される敵や単発の威力が重要視される場面です。

 一発一発丹精込めて発射されるバ火力は、パゼオンカにはない魅力でした。


 ですが第二の危機が訪れます。それがレイの実装です。シュヴァルツの売りである単発超火力を彼女は軽々と超えてきたのです(おまけでバインドも付与できるよ!)。しかもシュヴァルツs3の隠れた魅力、良好なスキルサイクルすらも、レイはしれっと持ち合わせています。さらにダメ押しとばかりに、サンドビーストを召喚すれば広範囲を射程に収めることができ、自身の背後すらも狙い撃ち可能。

 癖強()火力お化けという立場を完全に食っているのです。


 手数、汎用性のパゼオンカ、癖強()超火力、長射程のレイと、両者の中間に位置する性能のシュヴァルツに残されたのは、お手軽編成バフくらいになってしまいました。


 本人の性能に非がないのに不遇というのも、なかなか壮絶な話です。それだけ狙撃オペレーター界隈が入れ替わりの激しい魔境という証明なのでしょう。まるでコンビニのお菓子コーナーのようだ!


 で、ですが、ここからは独断と偏見まみれの強化案を妄想したいと思います。


 ズバリ、狙撃ナイツのマスターピース兼、中速再配置の高火力キャラとして生きていく、です。

 Xモジュールをベースに再配置時間を短縮、素質のバフを活かして狙撃ナイツの主軸を担います。あと、ほかの狙撃オペレーターが戦場に滞在中に限り、配置後一定時間は迷彩かステルスを獲得なんてのも面白そう。暗殺者設定にもピッタリ。欲を言えば、ステルス中はSP加速もあればもっと嬉しい。


 でもこの運用ってタイプライターでは? と思わなくもないのですが……シュヴァルツは召喚物ではなくオペレーターなので、場面によってs3、s2を使い分けられます。s2運用好きなので、活躍の場がもっと増えるはず。


 結論。席を奪いあう必要はなくて、全員編成すれば良いのでは?(名推理)

 そもそもシュヴァルツは、狙撃バフと防御デバフがあるおかげで腐ることは絶対にないのです。そして何よりも、シュヴァルツ雇用の最大の目的は、s3ターミネートのエフェクトと効果音の気持ちよさです。あれは万病に効きます。

 つまり何が言いたいのかというと、みんなもロマン砲に酔いしれましょう。ここにドリアンをキメるともっと楽しいですよ。

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