第2話転生して戦闘
ん? ああ、転生したのか。まあ、良いんだけど……。これはどう言う事だ? 人にはなれないって言われたけど、これはなんだ? まあ、いいや。とりあえず、ステータスだ。
――――――――――
名前:
種族:レイス
Lv:0
HP:9,000,000,000
MP:26,000,000,000
STR 1,000,000,100
VIT 0(-11,000,000,000)
INT 5,000,000,000
MND 3,000,000,000
DEX 1,000,000,000
AGI 1,000,000,000
スキル
属性魔法(火、水、風、土、雷、氷、樹、毒、付与、光、闇、聖、呪、死霊、空間、時、隷属、召喚)Lv100、魔法耐性(火、水、風、土、雷、氷、樹、毒、付与、光、闇、聖、呪、死霊、空間、時、隷属、召喚)Lv100、拳闘Lv100、鑑定Lv100、錬金術Lv100、合成Lv100、鍛冶Lv100、服飾Lv100、紡糸Lv100、木工Lv100、調薬Lv100、造命Lv100、無限収納Lv100、解体Lv100、料理Lv100、測量Lv100、建築Lv100、計算Lv100、乗馬Lv100、戦術Lv100、戦略Lv100、地図化Lv100、魔道具Lv100、危険察知Lv100、気配察知Lv100、探索Lv100、探知Lv100
ユニークスキル
生命吸収
禁忌
人命危害
――――――――――
『開いたね? とりあえず、制限の説明を置いておくから。まずは、ユニークスキル。生命吸収を付けておいたよ。それはVITがマイナスになっているからそうなっているって解ってね? これがある限り、経験値は全てVITのマイナスを解消させるために当てられるから。オンオフは切り替えられるけど、VITがマイナスの内は、ずっとオンの状態になるから。それは諦めてね。レベルを上げたければ、まずはVITのマイナスを解除する事。それまでは経験値はVITのマイナスに当てられるから。解った? 馬鹿な事をした罰だよ? それと禁忌。君が人に危害を与えることを禁ずる。君みたいな魔物が、人類の敵になることは、解り切っているよね? 余りにも凶悪すぎるから、人への危害を禁じます。まあ、魔物を狩ってどうにかする事だね。いいかい? 馬鹿な事をしなければ、普通に転生できたんだよ? なのに、こんな馬鹿をするから。まあ、君の第2の人生……。人生? いいや。とりあえず、生き残ることを推奨するよ。それで、寿命がない事に絶望して生きれば良いよ。寿命がない存在は、孤独で、孤高の生き物だから。じゃあ、楽しんでよ。それと、君の場合は、レベルが上がっても、ステータスは上がらないからね? こんなバカげた数値にしたんだから、その辺は考えて動こうね?』
……なるほどね。要するに、魔物を狩れば良い訳だ。簡単な事じゃないか。何も難しい事はない。ただ、人に転生しなかったってだけの話でしかない。で、直接人間に危害を加えることは出来ないと言う事で。まあ、それはどうでもいいかな。ただ、ユニークスキルって言うチートスキルを与えてくれたことは解った。これでVITを育てて、最強に成れって事なんだな。そう言う事だろう? オンオフが出来るって事は、VITがプラスになってもずっとVITを育てられると言う事なんだから。それなら良いユニークスキルだよな。まさかプレゼントをくれるだなんて思っても居なかったな。さて、それじゃあ、魔物を探そうか。探知をLv100まで育てているから、それを使ってみようか。
「探知!」
へえ、レイスでも声は出るんだ。それは驚きだ。種族はレイスなんだし、移動も楽で良いよな。壁にぶつかるって事が無いんだし。それと、探知なんだけど、……何処までも探知できるみたいなんだよな。多分だけどINT依存の効果だと思われる。そして、この近辺には、人里はおろか、人が全く住んでいない。魔物だらけだ。探知範囲をもっと広げれば、もしかしたら人の住んでいる場所がヒットするのかもしれないけど、どうせ人と会っても意味が無いからな。俺は俺の道を行く。だから、人とは会わない方が良いとは思うな。とりあえず、魔物を倒して、VITをプラ転させないといけないよな。魔物って、無限に湧いて出てくるんだろうか。そうであってほしいけどな。そうじゃないと、経験値が足りない。
「あれは、なんだろう。鑑定!」
ふむふむ。グリズリーベアというらしい。クマクマさんか。何という名前。まあ、狩りの対象でしかない。ただ、物理攻撃が出来るのかと言われると、怪しいとしか言えない。なので、魔法で攻撃しないといけない訳なんだけど……。
「威力の調整って出来るのか? まあ、魔法は詠唱をしないといけないとか、そんな縛りは無いみたいだし。魔力を練り上げて、イメージで使うのか。それなら、……火属性は流石に問題があるだろうから、風属性魔法で何とかしようか。風の刃で切り飛ばす感じで……!」
風属性魔法が、辺りの木を吹き飛ばしながら、グリズリーベアを粉みじんにした。……調整をミスったかあ。これじゃあ素材にならないというか、森林破壊というか。まあ、とりあえず、経験値は得られたわけだが。
「……お? 結構いい経験値が入るじゃないか。3体で5桁も入った。なんだ余裕じゃないか。もっと苦労するのかと思っていたけど、これなら余裕でVITがプラスになるな。この調子でガンガンと狩っていこうか。……ただまあ、勿体ないから、木材として木は貰っておこう。それと、粉みじんになったとしても、魔石はあるよね? あるある。これは貰っていかないと。後で錬金術や魔道具に使うだろうからな。ただ、威力は調整しないと問題しかない。魔力を練り過ぎたのが問題なんだよな。INTが高すぎるのが問題なのか。そりゃそうか。一種のバグみたいな感じなんだし」
威力は調整する必要があるとは思う。というか、そうしないと森が破壊されてしまう。俺の手によって。それは流石に問題だからな。適度に頑張るというか、魔力なんて練る必要が無いのかもしれないよな。ここまで来ていると。威力を調整しないと悲惨な事になる。それか、別の属性を試すのか、だよな。土属性なんて良いんじゃないか? こう、ピラーみたいに単体攻撃なら巻き込むことが少ないんじゃないか。そう思う。
そういう訳で、次の敵の場所へ。AGIも高いから、移動が凄く楽だ。障害物も関係ないからな。凄く楽でいい。飛んで飛んで、見つけ次第、土魔法でピラーを作って貫通させる。……今度は残骸が残ったぞ。まあ、素材にはなるのかね? 蜘蛛の魔物だったから、毒腺か糸袋が取れるんじゃないかと期待をしているんだけど。とりあえず、解体をしようか。解体もLv100まで育ててあるから、どうやって解体すれば良いのかが、なんとなく解る。
どんどんと解体をしていって、魔石と毒腺、糸袋を獲得した。……なんか触れたんだよな。魔力を実体化させることで、普通に触れることが出来た。なら、拳で戦えるんじゃないか? 近接戦闘は基本的に出来ないようにしたんだけど、拳闘だけは出来るようにしてあるんだ。武器なしでも何とかなる様にって思いが込められている。MPは気にするだけ無駄だ。その内回復するだろうし。回復しなければ、錬金術で薬を作れば良いのである。正に完璧。こんなつもりで錬金術を取得したわけではないんだけどね。
そんな感じで、魔物を狩って、解体をして、素材を獲得し、残りは死霊魔法に取り込みつつ、どんどんと森で狩りをしていた。出来るだけ数が多い所よりも、個体が強い所に行く方が良いと言う事が解ってきた。数が多いと、弱い魔物が群れているだけで、素材がそこまで良いものが取れないんだよな。死霊魔法としては有難いんだけど、まずは経験値が欲しい訳で。出来るだけ強い魔物を狩り取りたい。
ただ、一応は睡眠も必要だとは思う。なんか無限に遊べるような気がしているが、こういうのは睡眠不足の時には、判断が鈍ったりするものなんだよ。だから、1日8時間くらいは寝たつもりである。レイスなのに、夜に寝るという意味が解らない状態になっているんだけど、昼型のレイスが居たって良いとは思う訳だ。普通のレイスは知らないけど。
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