第3話、正徳寺の会談を遠くからでも生で見られて最高だよね
そうして俺は織田信長と共に正徳寺に辿り着いてから案内ご苦労だったな、寿丸と言われてから織田信長は一度、着替える為に移動を始めた。
なので一応、斎藤利政様に報告と言うかバレてしまったことに関して謝るのであった。
「お館様、申し訳ありませんでした。どうやら向こうは完全に気が付かれてしまっていました。その上に馬上に乗せられてしまって何も出来なかったです」
「無理もない事だ、そこは気にするな。それよりも婿殿と楽しそうに話をしていたがどんな事を話していた?」
そう言われたので俺は斎藤利政様に織田信長と話した内容を話すとやはりわしの娘が言っていたことはどうやら本当のようだったなと言って納得をしてから斎藤利政様も行動に移した。
どうやら会見で着替えるらしいが正装でもなくて良いかと言っていたけどもしかして織田信長なら正装をしてくるのではないですかと伝えると流石にそこまではしないから安心せいと言われた。
でも確かにと思っていたけどそこはあんまり言わずにして支度を終えてから俺は遠くに下がって会見を見守っていた。
その時に斎藤利政様が護衛として明智十兵衛光秀様を呼んでいたので外で少しばかり会話をして待っていた。
「十兵衛様、今日もお疲れ様です。十兵衛様からは色んなことを学ばせてもらっていますから」
「何を言っている、寿丸くんが謙虚な性格をしている上に物覚えも良いからね。だからこそ教えたくなってしまうだよ。きっとそれはお館様も一緒さ」
そんな風に明るく話してくれているのはあの日本史では裏切り者の代名詞となっている明智十兵衛光秀なのである。
やはり本能寺の変で裏切り者のイメージを付きやすいけど実際は滅茶苦茶に性格が良く、こうして年下の俺にも優しく接してくれているし何よりも妻を大切にするのだ。
明智十兵衛光秀の逸話とかファンなら知っているかも知れないが奥さんである熱熱のエピソードとか聞いているだけでも滅茶苦茶に良い男だと思わせるほどであり逆に何で織田信長は裏切られたのか知りたくなる程であった。
まあ、織田信長なら何があるか分からないからそこは実際に見てみないと分からないけど・・・・って!?これからそれが見られるかもしれないのか。
でもなそうなると・・・ここで俺、氏家行広の人生を軽く振り返ってみよう。
まずは織田信長に仕えてから父である氏家卜全が本願寺一向一揆衆との戦いで討ち死にして家督は兄になったが兄も病死をしてからこの次男である行広が家督を継いでいた。
この時は少なくても時代の流れに乗れて豊臣秀吉に味方をして見事に伊勢で一国一城の主になれたのだけどその後に関ヶ原の戦いでは最初は中立の立場をしようとしていたが戦場から近かった事もありそれが出来ずに仕方がなく西軍についた。
結果的に西軍は敗北して氏家行広は改易されてしまって牢人になり彷徨って15年後に大阪冬の陣で豊臣方に呼ばれて参戦して戦い、そして夏の陣で大阪城が落城したのを見て腹を切ってその生涯を終えた・・・・。
うん!お先真っ暗な人生なのですけど!?良く戦国ゲームでもだいたいは織田信長が活躍した桶狭間の戦いから大坂夏の陣までを描いているものが多いけどそれをリアルタイムで参加してそして最後は切腹と言う。
だからこそ俺は最後の選択肢を間違いをせずに東軍に味方をすればそれなりの勢力を保証されて安全に乱世を乗り切れるわけだ。
そうなれば勝ち組に入れて将来が安定なわけだ。だからこそ俺は別にそこまで頑張るつもりはないし天下をこの手にと思っていない。
俺が知っている歴史通りに三傑が頑張ってもらって俺は上手く立ち回っていくだけだ。
その予定がここ最近になりおかしくなり始めていた。
利政様から認められてから周りに明智十兵衛光秀さんとか後は竹中半兵衛さんとかそして織田信長まで接点を持ってしまったけど俺の予定はここまで深い接点になる予定なんてなかったのに。
しかも周りから無駄に高い評価を貰っていてそんな実力者ではありませんからと言いたかった。
だって俺はただの歴史オタクな転生者なのですから!!と俺は言いたかったけど変なことを思われない為にも必死に隠す事にするのであった。
本当に誰か打ち明ける仲間でも居てくれたらきっと心に余裕が生まれていたのだろうなと考えていると斎藤利政様と織田信長の会談が終わって解散になっていた。
会見が終わった後にはやはり斎藤利政様はあの者は大物過ぎるとして感心している一方で実の息子を考えるとあの愚か者だとして評価をしていた。
でも実際にそんな事はないのだけどな、斎藤利政様の嫡男はとても優秀で彼が生きている間は美濃は取れなかったほどには優秀であったが孫の斎藤龍興になってしまうと・・・・まあ、彼は本拠地の稲葉山城から追い出されてから本気を出す人だからなと考えていた。
ともかくこれで歴史通りに進んでいくなと感じていたけどどうにかして斎藤利政様にはもう少しだけでも良いから生きてほしいと考えていた。
どんな影響を与えるのか気になるのもそうだけど一番の理由としてはここまで色々とお世話になった人が無残な最期は見たくないとそれが俺の心からの本心だった。
せめて貴方が見抜いた英雄が活躍して天下統一に向けて向かうところを少しでも良いから見てほしいと思いながら俺は後、三年後に待ち受けている災難に対して対策を考えて行動を始めるのであった。
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