4 【✧✦神造人間創生〖ミツキ〗誕生✦✧】 

『✧─では百聞は一見に如かずですね!! わたしから観たあなた状態でーす♡』


 ――刹那‥‥女神にズームインし取り込まれるような感じになった‥‥そこに見えたのは‥‥丸い? ‥‥透明に近い白い球体? ‥‥その中心核がゆらめき輝いている‥‥眩しくはないが‥‥中心核の輝きの中にあったのは春の心地よい陽光のような光源‥‥これがたましいってやつかー?!


『✧あなたの現状のエネルギー! 非常に希有けうなことですが他のエネルギー世界に吸収融合もされずにこちらへ来ました!! 記憶だけならまだしも意思・意識・思考をもとどめています!!!』


『✧いまのあなたは元世界で言えば――!!! でしょうか‥‥ 』


「─ふぅ~」と諦めに似た息を吐くと同時に大きく深呼吸した。

(口も肺も肉体も無いけど)

視点がもどって女神様と相対あいたいしている。


「そうなんですねー?」

「ところで、肉体が無くなったので『異世界召喚 』ではなく。【異世界転生 】になるわけですよね!」

「と、いうことは……誰かの赤ん坊として産まれるわけですかー?」

「マウント取りに来る父親だと嫌だなぁ~〖輪廻〗だからなぁー」

「産まれるさきは選べないでしようねー!!」


『✧ある意味では選んでいると言えるかも』

「――うん?」


『✧あなたの魂のエネルギーと産まれる先の生命エネルギーが磁力のように引き合うのですから……』

『✧〖輪廻〗とは死んで、全くの 別人に変身することではないことは知っているでしょう?!』


「夜に寝ることが〔死 〕で朝に起きることが〔 産まれ〕にたとえて。

 昨日の自分と今日の自分は変わってないからでしたか……」

「〖一期一会〗と同じで【一日一生涯 】。 だから毎日を大事に生きろと教わりました」


『✧そのとおりです!! 』

『✧でも今回は誰かの元で生まれてくる転生ではないのです』

『✧【転生転移】? ですかね!!』

『✧如月充希さんの肉体からだは、この【デア・アマステラ・オリジナス・ルーラ】が創造つくりまーす!!! あっは♡ 』


「―― 創造――?」


『✧わたくしが現在いまやっているのは、地球のPCでたとえるとねー』

『✧OSとかソフト類とかアプリ各種をからダウンロードしてーの』

『✧新型ニュータイプのハードに各種設定やオプションなんかを付けながらインストールする準備段階でーす♪ ルンルン♡』


『✧ハードの性能は地球のスペックから500年後のゲーミングマシン特別クラス!!!』

『✧さらに【アマステラ・ルーラ】オリジナルチューンタイプにしてールンルン』

『✧この世界に対応するデータなんかもあれやこれやょー♪ うふふ♡』

『✧もってけ泥棒ー!! っと入れちゃたりなんかしてるとこ――♪ ランラン♡』

「・・・・・・泥棒─って……?」


 肉体の方はホムンクルスとかアンドロイドとかになるのかな? と聞けば。

『✧この世界は魔法を使える惑星ほしなのねー。だからー地球的学名風で言うとーね〖ホモ・サピエンス・マギカポテスタス〗になるのねー』だそーだ。

(これから行くらしい世界のになるとのことでした)

(──いや~チート能力特化の特別扱いの人間をほんの少し期待していましたー。

いや本音は「──とほほ」ですー)


『✧さてさて、地球のホモ・サピエンスで日本国にて生存していた』


如月きさらぎ 光希みつき】38歳。男。"未婚・独身" 。

 22歳の時に中部地方の工科大学卒。そのまま世界的大手自動車会社へ技術職として入社するも現場が大好きになり技能職になる。

高位幹部からいいかげん上に上がれとの命令に反発して辞職。 フリーターへ転身。

 その後は好奇心と研究心から歴史と旅好きがこうじて日本各地であれやこれやの企業にて契約社員として働く。 38歳を機に地元に戻る。

 両親は健在。かなり影響を受けた5歳上の"兄"とその家族、5歳下の妹とその夫。


『✧それで、こっちでの名前はどう名づけようかー?』


「もとの記憶があるので新しい名前では違和感がありますから」

「如月輝希でお願いします」


『✧う~んと、こっちでは逆読みで〖テルキ・キサラギ〗になるけど姓がつくと貴族階級になるのですよねー』

『✧あなたの地球での行動や生癖からだと面倒な貴族なんて嫌でしょう!!!』

「‥‥あっ! ……ハイ…よくご存じで?! ……」


『✧ほんならー【テルキ】にしときますわねー。キサラギの姓は秘匿隠ぺいにしておきまーす♪ ランラン♡』



 ――その時‥‥俺と女神様の間にまたもや乳白色と金色の混ざった粒子がキラキラ輝きながら一点に集束していった‥‥さらに何かの形になっていく‥‥。

 そこに現れたのは‥‥髪も肉体も真っ白で真っ裸の少年らしき人形? 

 いや生物? 人間? ただ、生命の息吹はまったく感じられない。


『✧久方ぶりですねー"人間を神力で創成" するのはー♪ 何十万年以来かしら……

もっとだったかな~? ……まぁこんなもんで大丈夫でしょう!』 

『✧完璧!! 完璧!!! ということにしておきましょう!!!』

『✧どうです! 如月さーん♡ あなたがこの世界で生きていくー!!』

『✧少年ミツキの肉体でーす。すんごいでしょう!!!! ♡』


『タイプネームは【 GodProduction ・C〇berdyne Systems ・Model 8080・SerialNumber8888】〔 神製・サ〇バーダインシステムズ・モデル8080・シリアルナンバー8888〕どうだー! 完璧だーーー★★★★★!!!!!』

  

「[棒読み ー] へぇ~映画で観たようなフレーズ〖プレデ〇ー〗でしたっけ~! 

あッあーん、そうだそうだ【ターミ〇ーター】 でした・・・―――ッ!!」 

 

「その片膝ついた真っまっぱの少年が『♪ ダン・ダンダダン♪ ダン・ダンダダン♪』のバックミュージックが流れ立ち上がってカメラ目線でI'll be back[ アイル・ビー・バック] と言って――」  

「世界をターミネート{終わらせる・終結させる}するんですょ~!! ハッハハーーーハー?」


「「「‥‥エッエェェェェェェ―――!! 悪役? じゃん。完全に悪者やん……魔王になるんですかー俺はー?!」」」

「あの召喚された子供達。勇者達に倒され殺される?!」

「‥‥俺ってそういう役回りなんですか――――グス!!!」

「‥‥それって、こっちの世界の人類にとって敵!! 大悪魔王になるんじゃないですかー? グスグス――いやですょー!! 絶対に拒絶します!!! グス」

「これも決定事項なんですかーグスグス!?」


 女神の顔が少し引きつり青ざめている。

『ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさーい!』

『場が重たかったので軽い冗談で如月さんの気持ちをほぐそうと……』

『泣かすつもりじゃなかったのー本気で受け止めるなんて思わなくて……』

(まだ、魂の状態なので顔は無いと思いますがーヒックヒック)


「ほんとに絶対に冗談なんですよね!!!」

「高貴で絶対的な力のある女神様の存在を熟慮した発言をお願いします!!!」

『ハイ!! 今後はそのように留意します!!! ごめんなさい』


 こんなベタな泣き真似の演技に引っかかるとは……女神は純なところもあるんだ。

 今後は女神を試すようなことは控えよう。


「しかし、あの映画なんかよくご存じで……?」


『そ、それは……如月さんの無意識記憶から頂戴いたしましたのょーハイ♡ 』

「えっ――エーーー」

「‥‥じゃあ俺の記憶はすべて……」


『ハーイ♡ 意識層・無意識層に関わらず、すべてわたくしのデータバンクストレージにまるっと保存しておりまーす♪♪♪ ……うふふ♡』

「――・――・――」{目が点に‥‥目は無いけど}


『✧さて時間があまり残されていませんので ……寂しい』

『✧♡ このわたくしが精いっぱいの愛を込めて創成した神創人間に如月充希さんのエナジーデーターをインストールすれば!!』


『✧この神創人間なは新たなエネルギーが入って【 神造人間 】となり、如月充希さんは、この世界を〖ミツキ〗となって心の思がままに自由に生き抜いてくださーい!!!♡』


〈《〈✧それでは最終段階!!! インストール開始ー!!! ✧〉》〉


 しばらくするとどこかに‥‥あの物体の少年に吸い込まれる‥‥?

 ――憑依? ‥‥する‥‥感覚になり。

 なんとなく五感らしき感覚も‥‥薄れていく――――――。



『✧ふ~~ぅ、さ~てッ完了ーっと! ほんなら~元気でねーお気張りよーし ♡』


「─へっ……チョットちょっと待ってくださーい。まだ~~聞きたいこと~が~~」


『✧ごみんねー、もう時間がありませーん!!』

『✧これ以上、一緒に居るとーあなたの魂は私に取り込まれるけど~♡ 』

『✧いいのかなぁー♪ いいのかなぁーーっ♪♪ ウキウキわくわーく♪♡♪』

「・・・・」

『✧ぅふっ♡ ……ほんまにそれでえぇんかなー♪ ぅふふ♡』 

『✧……わたくしはーそっちの方がうれしいけどもーぅ…うふふふ♡♡♡』


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「いやです《きっぱり》!!!」


『✧……へっ……なんで~~なんでなんでですか―――っ!? くぅー』


「次へお願いします《きっぱり》!!!」


『✧ぇっえ――やっだ~~わたくしと――{いっしになって}してくださいよ~くぅ~ぅ―――‥‥‥‥チッ!』


( ・舌打ち? ・・で今・・なんて・・言った・・・融合?)



 ───── なんかなぁ~~重力に引っ張られ落ちていく~感じだなぁ~~………




「──ぁっあーー! ───おぉーーわわーー? ‥‥」


 視界に映ったのは‥‥なんだこれ? 一瞬にして大宇宙の中の銀河が見える。

 その銀河にある恒星が見えた‥‥。

 恒星から幾つかの惑星を通り――過ぎ去っていく――と。

 地球に似た青色の惑星と月の周りにも小さな衛星が見えた‥‥と思ったら‥‥。



『 完全に意識が飛んだ―――――』

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