5 神造人間〖ミツキ〗降地  

▼異世界に降地・初日▼ 



 ───目が覚めると空が見える‥‥あお向けに寝かされていた?


 「曇天に雪がちらつく? ‥‥サッブっ! 寒いぞ――ゾクゾク~~~うっ!」 

 上半身を起こすと‥‥「???」


「──『すっ…すっ素っ裸やんかーーー』!!!」 

「―――寒いはずじゃん――!! 何ーんも着てへんや~ん!!!」


「ふつう服とかバックとか少しの金貨とか定番とちがうのーん? ~ぶるぶる~」

「それに‥‥俺の下半身は――僕になっているぞーー??? 毛が無ーーーい!!」

「The無毛地帯」

「せめて同じ全裸なら【ターミ〇ーター】みたいにバックミュージック付きで格好よく登場させてもらいたいわー!」



《♪ ブルルンープルルンパーラッパパ~~♪》



「うん! なんの音じゃこりゃ? どっから聞こえてるん‥‥?!」


[♪ ピンポン――ピンポン ♪]


〔 【デア・アマステラ・オリジナス・ルーラ】様からの連絡です!!!〕


「――『だれ?!!』……どちらさんですか ?」


〔 【デア・アマステラ・オリジナス・ルーラ】様からの連絡です!!!〕


「 【ルーラ】さまじゃなくて、僕に話しかけている君は誰なんですか?!」


〔わたしですかー?〕

「そうあなたです」

〔ミツキ様に付加されたオプションのAIです〕

「付加されたーーって! どこ! どこにですかーー? ってか、この声はどこから聞こえてるのー?」


〔『場所は機密ですので詳細は申し上げられません』 ミツキ様の言語中枢 に直接コンタクトしていると考えてください〕


「うっぅ~頭の中に? なんか変な異物を埋め込まれたのか~?」

〔異物ではありません!!! あなたごときにとって『非常に! 非常に!! 勿体ない【超超高性能AI】です!!!』 ――頭の中とは言っておりません。

 前の世界とは違うこの世界で思い込みは厳禁です!!! 〕


「おっ、なんか注意されたぞー。それにちょい怒っている感じ……」

〔怒ってはいません。それより【デア・アマステラ・オリジナス・ルーラ】様からの通信をしてください!!! 〕


「ど……どうやって通信とやらを受信すればいいんですか?」

「それとですね。女神様の名前が長すぎるので【ルーラ】様と短くしてもらえませんかね~」


〔チッ、そこからですか~やれやれですねー! 【ルーラ】様の名前の件は了解しました〕

(っ……舌打ち……このAIもしかして"感情" があるのか?)


〔あなたの元の世界の固定電話とか携帯電話とかイメージして受話器をとる。または、プッシュする。でつながります 〕


「そ、そうなんですねー。イメージしてやってみますねー『イメージ。イメージ』」


「あっ! なんかつながったぞー!! これが念話かー?!」


『っ!! やっとつながったーー。 通信に出るのが遅いですーーー!!』

『✧まぁとにかく無事に着いてなによりです安心しましたわ』

『✧これは念話とかちがくてーあなたも見たはずよねー太陽からここまでの距離で念が届くわけないのですょー。これは糸電話的な? 光通信でーーーす♪』


 大き目の胸をのけ反らせながの女神のイメージが目ではなく頭の中に強制的に投影される………。俺視点でクレーンカメラを使ったよーなカット割りなども入れて登場する………。

(なにこれ? 調しながらのは??)


『✧基本。これって昼しか繫がらないのがー難点なんですょー』

『✧でもでもー。さすがーのーあったしよねー♪ 月が出ている時は月の反射を利用して繫がるようにーしたのよーーどう―――だい!!! ほめてー褒めていいのよーーー♡』

「すっすんごいですねー流石は女神様! 【ルーラ】様~!」


 大き目の胸をさらにのけ反らせながドヤドヤ顔の女神のイメージが頭の中にズームアップで登場し続ける―――!!

(──これ‥‥続くと‥‥完全ブリッジになって‥‥背骨を折りそーな勢いだぞ~~~と。少し心配してしまった。‥‥でも、エネルギー体だから折れないか─!)


「――えっ、え~と。いま僕は服を着ていないんですが……素っ裸なんですよ~~《ブルブル~》クッソ寒い~~いんですがー?」


「普通の異世界転生って~《ブルブル 》~服とマジックバックとか食料と金とか付けてくれはるもんちゃうんですかーう~う~《ブルブルブル~ 》みいー」と苦情を言えば。


『✧アニメとか漫画とっかー見っすぎーの影響ですなーこれは……ふふ』

『✧現実は違うのだょ~ミツキ君~。 現実はーえっへん!……あっは』

『✧赤ちゃんが服を着て産まれてくるわけないですやーん!! ♡』

( 道理です! 納得 ですよー! で俺は赤ちゃん状態なの‥‥? また下の何を見ると──少年‥‥? うんにゃ青年! ――みたいだが・・毛・・毛が・・・・・・)


『✧まぁまぁ~さてさて~通信が切れる前に安全な所へ誘導しないとないとね!』

「――安全って? ‥‥ここって危険な場所なんですかーッ?!!」


『✧もちのロンじゃないですかー! 当たり前田のクラッカーですわょ~~!!』

『✧魔素がある所に魔物あッりーーアニメとか見てないんでーすーかーーう~ん?』

(クッーめ!! さっきはアニメの見すぎとか言ってたよねーねーー!!)


『✧それに、魔力が無い地球でもこんな樹海に裸一貫いっかんなーんて厳しいよッね~! 速攻で死ぬわよねーーーっ! 獰猛どうもうな獣とか遭遇するだろうしーね―――!!』 

(…いま…死ねと…言ったのか? この女神は……)


(だれがーーー!!! クッ俺をこんな状態に放り出したーーえッーえー言うてみーお・ま・え・や―――っ!!!)


『✧その前にこごえて凍死しちゃうかもょー♪ ――おっほほほーーー』

(‥‥あれ? ‥‥俺の心の中での叫びが届ていないとな……?)

(この女神……自分にとって都合の悪いことは心を読めない。スルーするタイプか?)

(グッグッ……しかし現状に何もできない自分が悔しい……まさに赤子状態だ)


『✧こんど死んだらーあたしの世界だしー♪♪ いっしよに融合しよーねー♪♪ ねーーーわくわく♡♡♡』


(この女神は転生させておきながら‥‥まさか俺の死を願っているーだとー!!)

(まさか……いやまさかな……さっきの天界? で女神との融合なるものを拒絶した腹いせのー……このシュチュエーションではないですよねー? ‥‥そうじゃないですよねー?!)

(‥‥返事がない。またまたスルーしてやんのーウッグッ!)



『✧さてさて冗談はさておき。最高位主神クラスのー♪ あっしが手づから案内いたしやしょーう♪ ランラン♪♪ 旦那ーッ! ♡』


『♡ ほんならー付いてこいやーてめぇーらー!!!』 

(なんだ……この口調はー……てめぇらーって……俺以外に誰かいてるん……?)



 辺りを見回すも草・木・樹・樹木・草・木・犬・樹・樹木・・・???

(! なんか居る……うっ!!)

 寒さとさらに怖気おぞけが追加された俺は女神の声の誘導に従って裸足で山林を歩かされた。いや走らされたー。走ったので体はあったまったが‥‥。


「痛ってて!! 足の裏になんか刺さったぞー!?」

 幸いにも腐葉土のクッションで枯れ枝さえ踏まなければなんとかなっていた。


 ――しばらくして高さ20メートル以上ありそうな切り立った白い崖が見えて来た。


『✧‥‥うーん? ‥‥あっれー? あれれのれーー?』

「――ううん? どうかなさいましたかー? ひょっとしてー道に迷ったとかー?」

「ッうークッークツクツーー高位主神様でも道にまようんだーーへーーー」

 おっと、いま道に迷ってたら俺が死ぬということを完全に忘れていた失言だった。


『✧ちょっと黙っててー! 天界ここからだとタイムラグでブレが大きいのよねー』

『✧うーん ?! 崖に突き当たったらー右に右よーきっと……。

 しばらく行くと左側にあたしが超遠距離・リモートで造った。

 安全な神域結界で守っている洞窟があるからねー。

 その中なら安全確実よーーー!!!』




◇◇◇――――――――――――




「―――あった! ーありましたよー!! 見つけましたー!!」

『✧そう・・ね。よかったーー良かったわ~~うふ♪ ♡』


 入り口の高さは4メートルほどの洞窟の中へ恐る恐る慎重に踏み入った。

 しばらく進むと先が真っ暗で何も見えない。


「この先が真っ暗で何も見えないんですが~まだ、奥へ進むんですかー?」


『✧『ライト 』っ言ってごらんなさい』


 ――――――「『ライト!! 』」――――――


 なんか洞窟の両サイドの壁に良くある松明がぽんぽんぽんと光るやつーで。

 通路が明るくなっていって奥の突き当たりの壁まで見えた。


「これって松明じゃないでよねー? 『ライト 』って音声スイッチですかー?」


《♪ピーピ~ポピポピ~♪》 


『✧あッ時間のようね。太陽が隠れるから通信が切れるわねー』 

『✧あと、埋め込んだAIに今からやるチュートリアルタイムの日程とか仕込んであるからその案内にしたがってねー! [ スクリーン発動 ]って念じるか声に出すとあなたにしか見えないモニターが出現するからねー初期設定はあなたが使い慣れていたOS風にしあるからー大丈夫でしょー?!!』  


『GAaa・GIiiGiiiiGaaa・Kii……iii‥‥プッ──』 


[ピンポン♪]

(──ダッシュ!)と心の中で言ってしまった俺・・・。


〔アマステラス様との通信回線が切れました 〕 

〔これよりミツキ様に内臓された自動自立型AI機能により案内と質問を受けつけます。今後に発生するであろう様々な問題の解決にお役立てください〕



 ───女神に道案内された洞窟は幻影魔術が仕掛られているらしい。

 入り口は俺以外はわからないようになっている。

 女神か俺かの許可がなけれ洞窟に進入不可の設定状態です。

『ライト』と言って光ったのは松明ではなく水晶が点灯し奥へと進むようにうながされる。

 ドン付きの壁から小便小僧のような湧き水がチョロローと流れ出ていた。

 水は地面に落ちずに途中の空間で消えている。


『スクリーン発動』


 2D3D・各種サイズが変更可能らしいスクリーンモニターが出現した!!

「おっおーーアニメみたいーー」

 AI音声が〔この世界の人には無い能力なので注意シテください 〕だと。

 でも、他者から見えないらしい。


AI音声から洞窟の説明と今後のチュートリアルデイズの説明。



〔 ❖教練Step1❖へ進んでください 〕

 とつづく。

 






 △▼△▼△▼△▼△▼△▼△


 ここまで読んで頂きありがとうございましたー。


 12話 【✧♪女神様登場二人目♪✧】で新たな女神が登場します!!!。

 女神の名前は? 〇〇〇〇〇なので気になる方は引きつづきご覧ください。

 皆様に喜んで応援して頂ければたいへんうれしい限りです。


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