第3話もう少し…

更衣室の鏡の前で深呼吸を一つ。

今日は清楚な白地に、淡いベビーピンクの小さなリボンが三つ並ぶコットンブラ。カップは薄手で、体のラインを控えめに浮かび上がらせる。同柄のパンティーは、ウエストに細いリボンが二つ、フロント中央に小さなリボンが一つ。肌に密着する股間部分は、すでに熱を帯びてわずかに湿っているようだ。

Bカップの小さな乳房はブラにぴったりと収まり、その中心は布越しにわずかに張りつめている。パンティーはむっちりとした太ももの付け根に優しく食い込み、布の下の柔らかな膨らみがリボンの奥で透ける。ぽっちゃりとした腹の贅肉がゴムから優しく溢れ、43歳の肌は汗ばんで艶めかしく光った。

薄いブルーの半袖半ズボンガウンを羽織り、文子は施術室へ向かった。

「こんにちは、安藤さん。今日は特にリンパの流れを意識して、丁寧に施術していきましょう」

佐藤の声はいつも通り穏やかだが、どこか重みを感じる。

文子は、施術台の前に立ち、ガウンの紐を解くと、ゆっくりと脱ぎ捨てた。白とベビーピンクのリボンの下着姿が露わになる。

文子は施術台の端に腰掛け、両脚を自然に開いて座る。膝の内側が小刻みに震え、太ももがわずかに波打った。

「佐藤さんに、すべてお任せします。ブラが邪魔なら外して下さい。」

かすれた声で呟き、背後に立つ佐藤を見上げる。

佐藤は無言で文子の背後に回り、ブラのホックに指先を触れ、ゆっくりと外した。ブラが肩から滑り落ちるが、文子は胸を隠そうともしない。

「私を……見てください」と、熱を帯びた声で囁く。

43歳の重みに負けて優しく垂れる小さな乳房。淡い茶色がかった乳輪は熟れた光沢を帯び、乳首は期待に満ちたように硬く立っている。

佐藤は文子の両手をそっと掴み、施術台の端に置かせる。

「うつ伏せになりましょう」と、静かに促す。

文子は腰をくねらせるようにしながらうつ伏せになった。むっちり太ももがシーツに沈み、ふくよかな尻がパンティーを張り詰めさせる。

佐藤はタオルを腰にかけながら、「施術しやすいように、パンティーの縁を少し下げますね」と告げた。

指がパンティーの縁を軽く引き下げ、お尻の上部が露わになる。

文子の体がビクッと跳ね、小さく息を呑む音が漏れた。

佐藤の指が、太ももの付け根からお尻の下、腹の際どいラインへと、リンパの流れを辿るように、丁寧に、かつ際どい場所を避けて往復する。強すぎない、しかし確実に響く圧力で。

文子の腰が勝手に前後にわずかに動き出す。

「ふぅ……っ……んん……」と、抑えきれない微かな吐息が漏れる。

佐藤は手を止めず、呼吸を整えるように続ける。「滞りやすい部分ですね。ここも、しっかり流しましょう」と、静かに言った。

仰向けにされると、文子は両脚を大きく開いたまま、佐藤を見つめる。

佐藤の指が胸の周囲を、乳房のふちから鎖骨の下、脇の下へと、優しく流すようにマッサージする。胸の頂点には触れず、ただ、周囲のリンパラインをゆっくりと往復する。

文子の腰が激しく跳ね、微かな吐息が絶え間なく漏れる。

佐藤は鼠径部に戻り、パンティーの上から、太ももの付け根を、布越しの柔らかなタッチで、ゆっくり、ゆっくりとマッサージする。

文子は目元を熱くしながら、「……お願い、もう少し……その辺りを……」と、震える声で懇願する。

佐藤は静かに頷くと、「今日はここまでにしておきましょう。次回、安藤さんの体の奥にある緊張を、もっと深く解放します」と告げ、部屋を出た。

文子は施術台に横たわり、熱を持った体に力が入らない。

「……次は……全部、佐藤さんに……」と、熱い吐息とともに呟いた。もうそこには恥じらいも後ろめたさももうなかった。ただ、佐藤に満たされたい、快感に満たされたい気持ちだけ…

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