第3話 帰る方法

布団の用意が終わると潜るように布団に入った。あまり疲れていないと思ったが、身体は思ったより疲れていたのだろう。布団に入るとすぐ眠りに入ってしまった。


翌朝

マーちゃん「ふわぁ、よく寝た」


マーちゃん「クリック、おはよう」


俺は元の世界に戻れたと信じてクリックに声をかけた。


クリック「おはよう、マーちゃん」


なにも変わっていなかった…。なぜだ、昨日と同じことをしたはずだ。なのになんで元の世界に戻れないんだ。俺は焦りと不安に包まれた。


マーちゃん「あ、そうだ」


俺はふと思った。ギールに聞けばなにかわかるかもしれない。だが、ここ1週間程度ギールを見ていない。どこにいるのだろうか。リリーナ様の近くに居るわけではなかったし、ジョンの近くにいたわけでもなかった。唯一思いつくところがある。


マーちゃん「ここにいるはず」


俺がやってきたのはティブロ国立図書館だった。たしか元の世界のギールはよく図書館に来ているというのを客から聞いたことがある。逆の世界とジョン、コムロとノックス、リリーナ様は行く場所というのは元の世界と変わらなかった。つまりギールも図書館にいるだろうと思った。ティブロ国立図書館はおよそ22000m²であり、とても広い。この中からギールを見つけ出すのは不可能に近いが頑張って探すことにした。


マーちゃん「んー、やっぱり見つけるのは難しいな」


そう思った時、俺の前に黒い影が通った。


マーちゃん「ん?あれは?」


少ししか見えなかったが、体つきはギールに似ていた。俺はすぐに声をかけようとしたがその黒い影はどこかに身を隠してしまった。


マーちゃん「見失ったか…」


俺はまた一から探し始めることにした。こっちの世界のギールは一体どんな性格をしているのだろう。元の世界のギールは見た目は怖いがとても優しくて、話すと面白い。その逆となるとクリックみたいな性格なのだろうか。俺は少し楽しみだなと思いながらもう一度探し始めた。ギールを探し始めて約30分後、ついにギールを見つけた。


マーちゃん「ギール!やっと見つけた!少し聞きたいことがあるんだが」


ギール「なんだ」


マーちゃん(やっぱりギールも怖い系キャラか…)


マーちゃん「元の世界に戻る方法を教えてくれ」


ギール「はぁ?元の世界に帰る方法だぁ?んなもん知るかよ」


マーちゃん「さすがにギールも分からないか」


ギール「というか元の世界ってなんだよ。意味分からねぇこと言うな」


俺は慌ててパラレルワールドに来てしまったことをギールに言った。だが、到底そんなことを信じてくれるわけが無い。俺は信じて貰えるまで只管ひたすら説得し続けた。


ギール「そういう事か。だが悪ぃ、俺もそういう目にはあったことがなくてな。帰る方法は自分で考えてくれ」


マーちゃん「わかった。ありがとう」









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