第2話 真逆の世界
ノックス「誰かと思ったらマーか。ここに何しに来た」
マーちゃん「ノックス…?」
ノックスは見た目が変わっていた。前まで茶色のマントを身につけていたが、それは外されており、服装もズタズタに破れている。
ノックス「ここに用がないなら早くでていけ」
マーちゃん「用がない訳では無い。リリーナ様と少し話そうと思っていて」
ノックス「ふーん。好きにしろ」
俺は幼稚なリリーナ様と少しお茶会をした。リリーナ様が言うにはここは全く別の世界。
ノックス「そんなもん自分で考えろ」
ノックス「まぁ、強いて言うならここの世界に入る前と同じことをすれば出れるかもな」
マーちゃん「ありがとう、ノックス」
ノックス「礼はいらねぇ。無事に向こうの世界に帰れよ」
ノックスから情報を手に入れた俺は早速、ここの世界に入る前のことをした。
マーちゃん「たしかあの日は…」
あの日はたしか十三夜、満月の2日前だった。すっかり疲れてしまった俺は風呂にも入らず寝たのをよく覚えている。今日は満月の4日前、とにかくあと2日耐えるとしよう。
マーちゃん「あと2日か…。長いな」
以外にも2日間はあっという間に過ぎた。だが、クリックの口調、コムロとジョンの上下関係、リリーナの幼稚さ、ノックスの乱雑な口調には慣れなかった。
マーちゃん「たしか当日の朝は…」
その日の朝はとても忙しかった。珍しくお客さんが沢山来て、リンゴが過去最高売り上げを達成した日だった。
マーちゃん「よし、今日はリンゴを売りまくるぞ!」
クリック「チッ。また余計なことをしてやがる」
マーちゃん「今日はリンゴ半額にしてまーす!」
マーちゃん「リンゴ買ってくれるんですか!ありがとうございます!」
こうしてリンゴは
マーちゃん「よし、いい感じだ」
クリック「マーちゃん。早く風呂に入ってこい」
マーちゃん「わかりました…」
俺はクリックに言われるがまま、風呂に入った。風呂に入り終わるとクリックがご飯を作ってくれていた。
クリック「早く食べろ」
マーちゃん「はい、いただきます」
ここまでは順調だ。あとは少しゆっくりして寝るだけだ。パラレルワールドのクリックでも料理の質は落ちていない。いつも通り美味しかった。
マーちゃん「ご馳走様でした」
俺はクリックにもう疲れているから寝ると言ってそそくさと自分の部屋に向かった。いつものクリックなら布団を用意してくれているのだが、こっちのクリックはそのようなこともなく、毎日自分で布団を用意していた。だが、なんだか懐かしい気分になっていた。
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