Season2 パラレルワールド 〜第17作目〜

きっちゃん

第1話 現実?架空?

牧場が開業して2週間くらい経ったある十三夜、俺は最近ずっと忙しかったから久しぶりにゆっくり寝ようと思って早めに布団に潜った。相当疲れていたのだろう、俺が布団に潜るとすぐに寝てしまった。


翌日の朝

マーちゃん「ふわぁ、よく寝た」


いつも通りの朝。そう思っていたのはつかの間だった。


マーちゃん「クリック、おはよう」


クリック「おはよう、マーちゃん」


マーちゃん「…?いつもの口調はやめたのか?」


クリック「いつもの口調?なにそれ」


明らかにクリックの様子がおかしい。なにかあったのだろうか?それとも単純に機嫌が悪いのか。分からないが、とりあえずそっとしておくことにした。


マーちゃん「安いよ安いよー!今日もリンゴ8割引!」


クリック「ねぇ、いい加減8割引とかやめてくれない?商売舐めてんの?」


マーちゃん「え…、でも…」


クリック「つべこべ言うな。今すぐ元の価格に戻せ」


マーちゃん「は、はい!」


俺は急いでリンゴを元の価格に戻した。しかし、さすがに機嫌が悪すぎる気がする。そう思っているとジョンとコムロがやってきた。


ジョン「おはよう。マーちゃん」


マーちゃん「ジョン!聞いてくれよ、クリックの様子がおかしいんだ!」


ジョン「クリックの様子?いつも通りだと思うぜ。なぁコムロ」


コムロ「はい、ジョンさんの言う通りだと思います!」


ジョン「「言う通り」じゃなくて「仰る通り」な。そこ気をつけろ」


コムロ「すみません💦」


マーちゃん「このふたりもおかしい…!」


なんなんだこの世界。まるで性格が真反対になったような世界である。だとしたらノックスとリリーナ様はどうなっているんだろうと思い、俺はティブロ館に向かった。


マーちゃん「すみません、リリーナ様いらっしゃいますか?」


警備員「リリーナ様なら奥の部屋にいらっしゃいますよ」


マーちゃん「わかりました、ありがとうございます」


俺は凍てついた空気の中廊下を歩いた。俺は重い足を1歩ずつ踏みしめながら歩いた。


マーちゃん「失礼します」


俺はコソッと開けるように扉を開いた。


リリーナ「あたちになんのよう?」


マーちゃん「リ、リリーナ様?」


リリーナ様の見た目はあまり変わっていないが、言葉遣いが幼稚園児みたいな感じになっている。


リリーナ「だからあたちになんのようだときいているの!」


マーちゃん「いや、特に用はないですけど久しぶりにお話したいなと思いまして…」


リリーナ「そういうことね。じゃあこのつくえにすわって!」


俺は恐る恐るリリーナ様の部屋にある机に座った。緑色の丸い机をしており、まさに植物を象徴しているように思える。俺が机に座ると奥からもう1人歩いてきた。







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