突然始まった孤独な鬼と女マタギのふたりの暮らし

病気の兄のため、悪い噂のある男に嫁ぐことになった女マタギの少女。
しかし、少女は少年鬼に拐われて娶られれてしまいます。

少女は熊を撃ち、食事を作り——ひとりぼっちで孤独だった鬼との、心に小さく灯る光のようなささやかな日々が始まります。

引き込まれる確かな文章力、そして、ふたりの幼い恋の行方は……
重く、切なく、心に打たれるラストです。
おすすめの一作になります。

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