第3話
父さんに教えてもらってから4年経った。かなり上達したと思う。父さんが寂しそうな顔して教えてあげようか?とか聞いてくるけど断るたびにちょっと悲しそうな顔をするので心が痛い。
まぁそれはともかくかなり上手くなった。たぶん大抵の魔法は使える。あと他の人の魔力量がわかるようになった。基本4属性の1番簡単な魔法の必要魔力量を1とするとたぶん2molくらいは有る。毎日無くなるまで使ったからね。でも僕が行ってる学校の上の上級学校の校長先生は僕の3倍くらいあってびっくりした。
さてそんなことは一旦置いといて今日から下級学校の5年生10歳です。ついに魔法の授業が始まる!
学校に行くとクラス替えの紙が貼ってあった。そこには生徒がたくさんいて当分見れそうにない。
「ミースートー」
「ゾークどうしたの?」
「どうしたもこうしたもないぜ。クラスが一緒だったんだ!」
「ゾークとは2回同じクラスだったよね?」
「そうじゃなくて、"6人"同じクラスだったんだ」
「まじ?」
「うんまじ」
かなり嬉しい
「みなさん今日から五年生なので魔法の授業が始まります。この授業は人によって差がつきやすいので真面目に受けるようにしましょう」
「「「「はーい」」」」
まだ皆んな10歳なのでよくわかってないと思う。
「まずはみなさん机の上にある魔力結晶を持ってください。そしてそこで感じたものを自分の中で探してみるのです」
聞いてて思うけどわかりづらい。でも本当にこれくらいしか言えないのだ。だがここは貴族ばっかなのでそもそも予習してきたり家庭教師をつけている奴が多いのでここはあまり問題なさそうだ。
最初の授業は魔力を把握するところで終わった。基礎って大事。
放課後
「ミスト、魔法教えてあげようか?」
「えっアーシュ魔法使えるの?」
「うん!パパが家庭教師を付けてくれたんだ!」
「全然知らなかったよ」
「だって秘密にしてたもんね!」
「じゃあお願いしようかな」
めっちゃうまかった。びっくりするくらいうまかった。さすがに僕ほどじゃないけど初めて一年と言っていたのでまじの天才だと思う。
「どう?すごいでしょ?」
「うんびっくりした…」
「実はね、僕もそこそこできるんだ」
「ほんと?みせて!」
「じゃあ"2次元魔法 吹雪"」
これは水を凍らせて風でとばす単純だけど制圧力と視界を奪うことができる便利な魔法だ。調整すればクーラーにもなる。
「すごい!なんでもっと早く教えてくれなかったの?!私にも教えて!」
「いいよ」
「やった」
「まず水系統の1次元魔法の氷を大きめに展開してその中に1次元風魔法を展開してその氷の周りに1次元竜巻魔法のを展開してから氷を中から壊すんだよ」
「すごい早口だね…」
あっしまった!つい癖で…
「まぁやってみてよ」
「うん」
ちなみにこれはオリジナル魔法である。
3回ほど試したあとで…
「できたぁ!!」
「まじか…」
「他にも何かすごいの教えて!!」
「じゃあとっておきを見せてあげよう!」
「3次元魔法 核砲撃」
これは僕の最高傑作の一つの高火力攻撃魔法だ。別に放射線を飛ばすわけではない。おそらく核と相打ちできる程度の威力ってだけだ。
僕はそれをかなり小さく打った。
的が蒸発した。
「なにがおきたの…?」
「ひ・み・つ」
「じゃあこの国の防衛軍の中のどれかの隊長になったら教えてあげるよ」
「言ったね?絶対なるから!」
「がんばってね」
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