清潔の姫に読者の感情も泡立つ!





 コミカルな会話劇ーー「ですの。」 

 物語は『泡実』を手にいれるところから動き出します。 
 
 まず、転生した主人公の会話と思考に、ハマります。
 
 脳内で想像が膨らむイラストを何枚もスクロールしてる気分にさせられ、読んでる手が止まりません。


 テンポ良く進められるスートーリーの基本は清掃ーー美と保湿を守らんとする主人公のさりげない行動。

 それが国をも動かし、流派や宗教、審判会に経済まで発展していく様は、身も心も洗われているようで爽快。

 主人公の意思とは裏腹に、彼女の清潔感が伝説となって、人柱にまでなっていく様は読んでいてクスッとしてしまいます。

 転生した主人公ーー”おじさん哲学”の一言も妙に納得させられます。


「穢れ(けがれ)こそが歪んだ人間の美ーー相対する魔王とのやり取り。

 清潔姫が零す”詩的なひとことが、作者様が思う、美しさへのこだわりなんじゃないかと私は思います。

 そして最後はやさしい気持ちにさせられるーーそんなツヤのある主人公の軌跡(奇跡)を辿るファンタジー作品。


「身も心も清潔に、磨いていくって大事なことですの。」


 私は思わず零してしまいました。


 お肌の調子が悪い方は必読。

 読む”サプリ”にーーあなたの心とお肌も、
 ツヤツヤになること間違いなし!


 さぁ”ご笑覧”あれ! いや、ご照覧あれ!
 是非ご一読を〜!