『宇宙は眼球である ― 三千世界と電気的生命』

光は眼に入り、そして還る。

我々が星を見上げるとき、
宇宙は自らの内部構造を観測している。

眼球の硝子体管は、地球の地軸に似ている。
神経の電流は、銀河を貫くプラズマの流れと相似している。

生命とは、電気でできた意識体。
宇宙とは、その無限に自己相似する階層構造――密度階層宇宙である。

東洋思想が語った「身即宇宙」、
プラズマ宇宙論が示した「電気的連結」、
フラクタル幾何が描いた「自己相似の秩序」。

三つの理を統合するとき、
見えてくるのは、光そのものが観測者である宇宙の姿だ。

本書は、身体・地球・生命・宇宙を貫く「電気的曼荼羅」の解読である。

科学を超えた科学、
詩を超えた詩、
思索を超えた直観の旅に――