不運を運命や偶然の範疇で終わらせない。不幸とは明確に断絶された不運という概念の中で、生み出される力強く温かな情念によって幸せを見出していくような。
表面化し難い他者へ寄せる重い感情が、丁寧な人物関係の描写と、和風ファンタジー特有の雅で妖艶な世界観と奥深な設定により、感傷的に美しく表現されているように感じました。
全員が主人公になりえそうなぐらい個性的かつ、書き分けが際立つ魅力的なキャラクターたちの存在が印象的です。
それぞれの背景や今に至るまでの境遇への興味が自然に物語を読み進めることの後押しをしてくれているので、ファンタジーな設定や謎に最後まで振り落とされずに楽しめました。
設定が世界観の強度を高めるためだけでなく、キャラクターたちの行動や性質と深く結びつくことで、よりわかりやすく魅力的なものに変わっていく様が非常に心地良かったです。
人物たちが物語の世界へと手を引いてくれるような感覚が素敵でした。
現世を抜け出して。舞台となる幽世で好きなキャラクターやペアを是非、見つけてほしいなと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました。
ミステリアス、けれどどこかノスタルジックな雰囲気のある世界でのお話。幽世という一見難しそうな世界観を、癖なくわかりやすく描写してくれている為、すんなりとその世界に入り込んでいけます。
最初、主人公の不運体質になごみましたが(本人からしたらたまったものではないと思いますが)、どうやらその不運体質にはある背景が絡んでいるようで……。個人的に私は、そのエピソードからグッとこの作品に惹き込まれました。
それになんといっても、語るに欠かせないのは、魅力的なキャラクター達です。幽世という不思議な世界の住人と納得がいくまでに各々強烈な、けれどどこかミステリアスな個性を持っています。個人的に、眼帯の子が好きです(漢字が難しく、名前を出せずに申し訳ない)。
キャラクター同士のかけあいが面白く、会話を読んでいて自然と声や声色が脳内再生されました。
やはり作品にはキャラクターの魅力が欠かせないと再認識。
(レビューというより感想になってしまいました)
生まれつき不運な出来事に見舞われる主人公、平良。
ついに不運が極まって魂のまま幽世へ転移!
そこで万屋『華鏡堂』の一員となり、幽世の人ならざる者たちの困りごとを解決していきます。
改稿版二周目。さらに読みやすく魅力的に文章が洗練されています!
店主の弥勒さま、弥勒さまの式の識ちゃん、刀を持つと人格の変わる紫紋さん。
個性豊かな面子と厄介で可愛らしいあやかしや神様の依頼人たち。
軽快でテンポよく楽しくて、このまま幽世暮らしも悪くない。そう思ってしまう展開ですが、それぞれのキャラクターたちの因縁が収束していく悪役の存在がお見事。
どうして平良くんがそんな不運な生い立ちなのか。
弥勒さまや紫紋さんの隠された記憶とは何なのか。
過去と現在の境があやふやな幽世だからこそ、その謎が解かれていくところは伏線回収的なワクワク感もありました。バトルもかっこいい!また華鏡堂の面々に会えてうれしい。
そして、願わくばまた会えることを願っています!
おすすめです!
『あらすじ〜』
不幸体質の平良少年は、とうとうその体質のせいで命を落としてしまう。
しかし目覚めると、そこは江戸時代を思わせる景観の妖怪蔓延る【幽世】だった。
妖怪さんにとって、当然人間なんていうのは、御馳走みたいなもんなわけで……
そんな不運の極みで出会ったのは、幽世で万屋を営む弥勒という名の美しい青年だった。
不運な出会いから始まった関係が、徐々に仲間として確立していき、やがて物語は現世とそこに残してきた親友にも波及して……
『見どころ!』
登場人物達の美麗な容姿(妄想)とその芯に宿るそれぞれの物語が魅力的です!
万屋に身を寄せる仲間達、厄介事を持ってくる依頼人、みんな一癖も二癖もあります!
頑張り屋で心優しい主人公の姿は、応援したくなるし、ツンデレない弥勒様の弥勒様ムーブもブレません笑
そして、話が進むにつれて、物語が深化し謎が深まっていく構成も、読み手を飽きさせません!
他作では陰惨な世界観も存分に描いておられる筆者様ですので、ほんわかとダークの落差も魅力です!
ぜひ幽世を覗き込んでみて下さい!
その時は、幽世もまたあなたを覗いていることを、ゆめゆめお忘れなきように。
高校生の平良はとにかく運が悪い少年。そんな彼はこの度も運の悪さを最大限に発揮してしまったのか、あやかしの住む世界『幽世』に迷い込んでしまった。
自分が生きているのか、死んでいるのかも分からない。混乱する平良だったが、幽世のなんでも屋である『華鏡堂』に職を得て、店の人たちと一緒に様々なトラブルを解決していく。
そんな日々を送るうち、大きな事件に巻き込まれ、ひょんなことから平良の運の悪さの原因も垣間見えはじめ――。
あやかしの世界、現代社会、そして遠い過去。様々な場所や時代の出来事が物語を織りなしていく和風現代ファンタジーです。
最初は運の悪い平良がその運の悪さを発揮してトラブルに巻き込まれただけかな?と思って読んでました。ところが、読み進めるうちに沢山の因果関係があり、今の状況になっていると分かって驚きました。
しかも、それはキャラ同士の関係性にもしっかり関わっていて、紹介文の『BL要素&ブロマンス要素』の表記にも納得。
不思議なトラブル、こんな状況になってしまった理由、男性同士の友情というにはあまりに重い関係性などなど、気になる要素満載!
というわけで、ここからは個人的にオススメな読み方の話。
上記でも取り上げましたが、本作には『BL要素&ブロマンス要素』があります。そのため、ふんわりとカップリングの香りがします。作者様のお話によると『奏多×平良』&『紫紋×梓朗』のつもりで書かれてらっしゃるようです。なので、この辺りを頭に入れて読み進めると、よりお話の人間関係を楽しめるのではないかと思います☆
神やあやかしが生活する世界『幽世』に迷い込んでしまった運が悪すぎる高校生、鷹羽平良。
困っていた所を万屋【華鏡堂】の店主、梓朗に拾われ、個性豊かなメンバーと共に様々な依頼を解決していくのだが──?
この物語の最大の魅力は、何と言ってもそのキャラクター!
不運にもめげず明るい平良に、凛とした店主梓朗、可愛いのに強い識、妖刀である鬼灯と一蓮托生の紫紋。
華鏡堂の4人だけでも華やかですが、依頼を持ち込むキャラクター達もそれぞれが活き活きとしていて本当に濃い!!
誰が読んでも、必ず自分に刺さる推しキャラが見つかるはず。
そう確信できるくらいにバラエティ豊かで、その動きや表情が鮮明に頭に浮かぶ程、それぞれの人物像がしっかり丁寧に描写されています。
私の推しは何と言っても妖刀、鬼灯様!!!!
登場するだけで思わず「きゃー!!!待ってましたーーー!!」と悶えてしまう格好良さなのですが、紫紋との過去も明かされ、どんどん好きが増してしまいます。
鮮やかに描かれる幽世の生活、穢れを纏い『禍憑き』となったあやかしと繰り広げる豪快な戦闘シーン、それぞれのキャラクターが持つ過去、遠い過去の鷹羽家のお話、現世に残してきた親友との物語など、幾つもの時間軸が絡み合い進んでいく物語は、手に汗握る面白さです!
なぜ平良は幽世に迷い込んでしまったのか……?
真実が明らかになった後、彼はどんな未来を掴むのか──。
魅力あふれるキャラクター達が、あなたを待っている!
ぜひ主人公と一緒に、幽世へ迷いこんでみて下さい!
幽世を舞台にした万屋ファンタジーとしての世界観がとにかく素敵✨
人外たちが“当たり前に暮らすセカイ”に迷い込んだ平良の視点が、読者の目線と重なり、違和感や恐怖、そして好奇心を自然に引き出してくれます。
特に弥勒との出会いのシーンは、コメディと緊張感のバランスが絶妙で、袖を掴んでしまうという最悪のファーストコンタクトから、一気に華鏡堂へと連れて行かれる流れはテンポが良く、続きが気になって止まりません。
個性的で魅力的なキャラクターたちに加え、「困りごとを解決する万屋」という構造が物語に幅を持たせ、日常回からシリアス展開まで期待できるのも大きな魅力🌟
和風あやかしファンタジーが好きな方には、ぜひ一度覗いてほしい作品です!!
主人公、男子高校生、平良(たいら)は、いきなり不思議な世界で目覚める。
そこは幽世(かくりよ)、神やあやかしが生活している世界だった。
平良には、なぜここに来たのか? 自分は現世でどうなったのか? 記憶がすっぽり抜け落ちていた。
平良は、万屋(よろずや)、【華鏡堂】(かきょうどう)に身を寄せます。
そこに集う、個性的な面々が皆、魅力的です。
また、平良にも、あやかしもびっくりな特殊能力があって、それが原因? で、平良はすっごく運が悪い男です。
平良が幽世に来た謎。
平良が持っている能力の謎。
そして、万屋【華鏡堂】の人たちや、幽世のあやかし達との、優しい心の交流。
幽世ならではの、刀を使ったバトルシーンも盛り上がります!
読みやすい文章で、次がどんどん気になります。
おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!
あやかしや神など、大きな力を持つ人外がひしめく幽世という掴みからして、もう楽しい作品です。
超絶に運が悪い高校生・平良が、困りごとを解決する万屋【華鏡堂】で、あやかしたちに囲まれて暮らすことになる──この導入だけで、先が気にならずにはいられません。
話のテンポがとても良く、次々と展開していくのに置いていかれないのが心地いい。
キャラ同士の掛け合いも軽快で、日常パートの楽しさと、緊張感のある戦闘パートのメリハリが効いています。
気づくと「次のエピソード」をクリックして、先へ先へと進んでしまいます。
【華鏡堂】のメンバーも全員が魅力的です。
見た目は美少女、心意気は気っ風のいい漢前な店主・梓朗様。
無表情な龍神の少女・識は、感情を大きく見せないからこそ、ふとした仕草や一言がやたらと可愛く映ります。
そして紫紋。普段は気さくなイケメンなのに、妖刀を持った瞬間に別人になる二面性が最高です。
そして、主人公。彼を忘れてはいけない。平良くん、彼はとにかく性格がいいから読者が感情移入しやすく応援したくなるんです。手先が器用で修復が得意という特技も非常に良い、その能力にまさかの代償というのも「上手い!」と思わず唸りましたね!
こうしたギャップが単なるネタに終わらず、緊張感と物語の深みを同時に作っているのが、作者さんの筆力の凄いところ。
誰が出てきても印象に残り、それぞれの関係性がこれからどう深まっていくのか、自然と楽しみになります。
コメディとして読みやすい一方で、平良の不運体質や能力の謎など、先が気になる要素もしっかり用意されているのも好印象。
和風ファンタジーが好きな人はもちろん、魅力的なキャラクターものが好きな人にもおすすめしたい作品です。
物語の世界は、あやかしたちが住まう世、幽世。
大変不運な男の子、平良がなぜかこの世に迷い込んでしまったところから始まります。彼がこの世界で転がり込んだのは「華鏡堂」と言う名の万屋。その名の通り幽世のお困りごとを解決しているようだけれど、なんだかそれだけではなさそう……?
あやかしたちが持ち込むお困りごとを華鏡堂の面々がどう解決していくのか、華鏡堂のもう一つの顔、主人公・平良の不運の秘密……、まだまだ明かされていないことがあり、注目ポイントがたくさん!ワクワクする作品です。
*1章拝読完了時のレビューです。
あやかし系が好きなわたしですが、これはほんとうにどストライク。
最初からノンストップで話がどんどん進んでいくのに、読者を置いてけぼりにはしない文章と構成。
そして何より、個性的なキャラクターたち。
超絶不運な男子高校生、平良。
美人でミステリアス(勝手にわたしがそう感じてるだけかも)な店主梓朗。
無愛想な識に、二面性を持つ紫紋。
万屋の仲間たちだけでも魅力的ですが、そのほかのキャラクターも個性的。
小説を読んでいるのに、アニメを見ているかのように、脳内でキャラクターが動き出します。
ブロマンス要素があるとのことで、平良と梓朗のこと?と最初は思いましたが、今は完全に、奏多と平良だと思ってます。
(※これは私の勝手な考察です。作品まだ何も描かれてはいません)
そこも含め、今後、どうなっていくのか、たのしみです!!
〇極限の不運が生む、予測不能の物語
気づいたら異世界…ではなく「幽世」にいた高校生・平良。彼の不運は看板が落ちてくるレベルではなく、「工事現場の看板に十数回襲われた」という規格外。そんな彼が、あやかしと神々が暮らす不思議な世界で万屋に転がり込むことに。
〇クセ強すぎる仲間たちとの掛け合いが最高
美少女にしか見えない男性店主・梓朗、無表情だけど可愛い龍神の少女・識、爽やかイケメンだけど妖刀を持つと人格が変わる紫紋。この個性的すぎるメンバーとのやり取りがテンポよく、思わずクスッとなる場面が満載です。
〇明かされる主人公の秘密と謎
平良には「壊れたものを修復する能力」があるけれど、使うたびに運がさらに悪くなるという代償付き。なぜ彼は幽世に?この能力の正体は?序盤から張られた伏線が、続きへの期待を煽ります。
BL要素ありながら全年齢で楽しめる、和風ファンタジー×コメディの新境地。最初の数話だけでキャラの魅力全開です。
なぜかいつもとっても運が悪い男子高校生「平良(たいら)」は、
気付いたらお江戸風の幽世(かくりよ)に迷い込んでいた。
幽世とは普通、生きている人間は足を踏み入れられない場所。
平良は死んでしまったのか?
なぜ幽世に来てしまったのか、その前後の記憶だけすっぽりと抜け落ちた平良は、
「なんでも屋」として町の困りごとを解決する万屋【華鏡堂】に住み込み、働くこととなる。
個性豊かな仲間たちと幽世暮らしを送りつつ、
平良は妙に運の悪い自分の体質に隠された理由や、
いつも助けてくれた現世の親友との絆について知っていくことになる――
妖怪がうろうろしている江戸の町という魅力的な世界を舞台に、
ミステリータッチで事件が解決されていく本作、まだ連載は始まったばかり。
ぜひのぞいてみてください!