護衛任務

――絶対取り戻してみせる、もう少しの辛抱だから。

そう意気込みながら準備をしていると、部屋の扉がノックされる。

「お嬢様、護衛の者が到着致しました。」

「客室にてお待ちいただいております。」


「そう。今から行くわ。」



私が客室の扉に手をかけたとき中から声が聞こえてきた。


「こんなおっきい家なら専属の護衛でも雇えばいいのにー。」


と何やら若い女性の独り言が聞こえてきた。


その疑問には「…今はお金さえ払えばいい、言うことを聞いてくれる人が欲しいの。」と心の中でだけ返す。


殺し屋に依頼した時点で、何か憶測や勘繰りをされることは覚悟していた。大丈夫、雇い主は私。

そう自分に言い聞かせながら、部屋に入るのを億劫に感じていると、


「わざわざ殺し屋に依頼って何がしたいんだろー。…あ。」

護衛は何かに気づいたような声を出す。その直後に扉に近づく足音が聞こえる。

扉が開かれ、客室側から顔が覗いた。


「こんにちはー!あなたが依頼者兼護衛対象さん?思ってたよりわかーい。」

「あびから来ましたー!CN:ウツタヒメでーす!短い間だけどよろしくー」


小さい…。こんなに小柄で護衛なんて務まるのかしら…?


「あー!今ボクのこと小さいって思ったよねー?!」


「あっいえ…。もう少し大人っぽい方が来るとばかり…」


「はぁー。そもそも"成人済みの女性で、人を殺すことに躊躇がない"なんて条件さー」


やっぱり難しかったのかしら…。

だからこんな子供みたいな子が…?


「満たしてるのはボクとあと一人くらいしかいないんだからねー?」


と、誇らしげに彼女は笑った。


「無茶を言ってしまったようで…すみません。」


「ま、別にいいんだけどねー?」

「で、ボクはなにしたらいいワケ?」


「基本的には落札する方向でいるのであまり出番はないかと思いますが…」

目的を話す


「__つまり妹さんの救出とおねえさんの護衛ってことだよね?」


「そうです。できますか…?」


「もっちろん!任せてよ〜」

「殺し屋に頼むってことは、殺しもしていいんだよね?」


「できれば無力化する方向でお願いします、!」


「…りょうか〜いっ!」

「じゃっ、早速行こっか?」


「あのっ!その前にお名前を教えていただけますか?」


「…いる?コードネームじゃだめなの?」

一瞬、彼女の顔に不快そうな色が浮かんだ気がした。


「でも…コードネームだけだと不自然じゃないかしら?」


「ふーん…? じゃお姉さんが考えてよ!」

「どのみち本名は教えてあーげないっ」


そんな簡単に名付けを任されてもいいの…?

かなり重要なんじゃ…

それにいきなり言われても、どんなのがいいか…


突然の名付けに困惑していると、ふとウツタヒメの白金色の髪が目に入る。


「その、綺麗な髪の毛が特徴だから…ゆき、とかどうかしら、?」


「…じゃっそれで!」

「オークションの前に情報収集とかしたいんだったらはやく行こっ?」

と言ってゆきは部屋を出ていく。



私たちが乗る車が止まり、扉が開く。


「…ついたわ。ここが入り口みたい。」

車から降りると目の前にはこじんまりとした飲食店があった。


「結構ちっちゃいね。」

「早速とつげき〜!」


…いよいよ、乗り込むんだ。絶対取り戻してみせる。


そう意気込んでゆきに続いて店に入る。

店内に入ると、お昼時だと言うのに客は一人もおらず、店主らしき人が暇そうにしていた。

私たちの入店に気付いた店主は

「いらっしゃっせー…」

と気だるそうに言う。


ほんとにここが入口…?

とりあえず招待状を見せて、合言葉を言ってみようかな…


「『隠された月の夜に』」

と言いながら招待状を見せると、店主は顔色をサッと変える。

「こちらへ」

と言って店主に案内された先には、地下に下る階段があった。

階段は長いようで、先が見えない。


「ここが…!」

ここに妹がいる。いかなきゃ。助けなきゃ。


一呼吸おいて私は暗闇へと下っていく。

下っている途中で背後から

「…地下、ね〜」

という呟きが聞こえた気がした。




階段を下りきると、その先には重厚な鉄の扉があった。

扉を開くとその先に見えたのは、豪華絢爛なシャンデリアが垂れ下がるカジノ場だった。


「…え?な、んで?間違えた…??」

どうして…?どこで間違えたの?


と私が狼狽えていると背後から

「間違えてなんかないよ?」

「このカジノの裏でやるんだよ」


「ま、でもまだ時間あるし楽しも〜」

と言ってゆきはカジノに入っていく


ゆきがオークションへの行き方知ってるなら…いいかな、?

依頼主の私より詳しいのは謎だけど…。


私はカジノの中を見て回って見ることにした。


ポーカーにヨット、ルーレット、チンチロ、など…。


オークションだけじゃなくて違法賭博まで…?

溶け込むためなら私も遊ぶべき…?


そう迷っていると後ろの方から声がかかる。


「おねえさーん!おねえさんもポーカー、やりなよ〜」

振り向くと、手を振ってゆきが私を呼んでいる。


「私はこういうの下手くそだから…見てるだけで充分よ。」

オークション潜入まではいいとしても、違法賭博はちょっとね…。


「ふーん。じゃあおねえさんの代わりに、すごい役で上がってあげるね?」


というゆきを合図として、言葉でゲームが始まった。




ゆきがディーラーから最後のカードを受け取ると、わざとらしく笑みを浮かべた。

「…レイズ、全ベットで♪」

周囲からどよめきが上がる。


こんな違法賭博で全ベット…!?

何考えてるのっ!?


そんな私の心情を読みとったのかゆきは、

「まあまあ安心しててよ、おねえさん?」

と甘く、可愛らしい声でそう言う。


間もなくしてディーラーから

「ショーダウン。手札を開示してください。」

と指示がおりる。


不安な気持ちでゆきの方を見ると、自信たっぷりそうに笑みを浮かべて手札を開示する。


「ロイヤルストレートフラッシュっ♪はい、ボクの勝ち〜!」

そう言い放ったゆきの手元には確かに10、J、Q、K、Aの5枚が握られていた。いずれもダイヤのマークが描かれている。



「おねえさん、どうだった?」


「あれは…たまたまなの?」

正直、イカサマだと言って欲しい。


「…どっちだと思う?」


あくまでも教える気はないらしい。


「あっ、いたいた〜。」

「おねえさんっ オークション、行くよ〜?」

と言って1人の人物にゆきは近付いていく。


…やっとね。

それにしてもどうやってオークションに行く方法を…?


そう考えているうちに何か合言葉のようなものをいい終えたゆきが私に手招きをしているのが見えた。


どこでそんな情報得たのよ…。


ゆきと両目が隠れる仮面をつけた人物について行くと、薄暗い空間に出た。


「こちらが会場となります。」

「それでは、ごゆるりとお楽しみください。」

仮面の人物は恭しく一礼してその場を去る。


「…ここが…。」

ここに、妹がいる__



「やっぱこういうのって仮面必要だったかな〜…」

「とりあえず、座ろ〜っ?」


席についてしばらくすると、続々と人が入ってきた。

入ってくる人がまばらになった頃、会場の照明が落とされステージにスポットライトが当たる。

ふと辺りを見渡すと、汗ばんだ手でステージを見上げる小太りの男、舌なめずりをしている者、などがいた。


こんな奴らに買わせてたまるか…!!


スポットライトの下に立つ、シルクハットの男がマイクを取る。

滑らかな手つきで礼を一つすると、落ち着いた低い声が響いた。

「諸君。ようこそ。」

「今宵、この場に集った皆様の審美眼に、最上の"商品"をご提供できることを誇りに思います。」


「さて、本日の目玉は――」



芝居がかった話し方の司会によってオークションは進んでいく。



__ついに、来た。

私の最愛の妹が商品になる番。

らら、絶対ららのこと落札してみせるからね。



「800万。」


「ッ900万、」


デットヒート。

多少の戦いはあるとは思ってた。でもここまで値がつり上がるなんて思ってなかった。


私は1人の男とららの取り合いをしていた。


「1000万。」


「1100万!」



「っご、…8000万ッ」


「…1億。」


なっ!?いち、おく…??

そんなの無理…払えっこない…。

でも今私が諦めたら、ららは……

どうしたら…?


「落札は失敗?でもおねえさんはよく頑張ったと思うよ。」

「じゃあ準備しなきゃね♪」

と隣から声が聞こえた。


あぁ、私は1人じゃない。

まだ、チャンスはある。


「…ありがとう。ここで落札できてしまえばよかったのだけど…。」


「じゃ、おねえさん。」

「頭下げて?」


え?

わけも分からず、言われた通りに頭を下げる


次の瞬間、鈍く重い爆音が響き、床が揺れた。

悲鳴と怒号、そして逃げ惑う足音が混ざり合う。


「…はっ?」

何が起きて…?


「とりあえず、善は急げだよ?」

「構造はだいたい頭に入ってるから」

「ついてきて?」

と不敵に笑ってみせるゆきに私はついて行くしか出来なかった。



「…どうしてあんな爆発がっ?」

道中、思い切って聞いてみた。


「あれ?言わなかったっけ?」

「今日の依頼、こなせるのはボクかあと一人くらいだって」


「それは聞いたけど…そうじゃなくてっ」


「簡単だよ?」

「もう1人の、ツツヒメに爆弾作って貰っただけだしね♪」


「……そっか、。」

これ以上聞いても、私が欲しい説明は貰えないとわかった。



ゆきが扉を開ける。

開けた先には、さっき見た商品達が狭い檻に入れられていた。


「商品は全員ここにいると思うから、はやくこの中から妹さん見つけてよね」

「あ、これ檻の鍵」

「じゃ、がんばれ〜」

と送り出される。


「…ゆきは来てくれないの?」


「ボクは人が来ないか見張ってるから。」


「え…?でも…」


「…え〜、じゃあはいこれ。」

と言って一丁の拳銃を渡される。


「は?え?なに、これ?」


「なにって…拳銃じゃん。」

「弾は全部で6発。」

「相手はおまわりさんじゃないから脅しには使えないからね?」


「じゃ、はやく探してきて?」


私が渡された拳銃に呆然としていると、もう話す気はないとばかりにゆきは飴を取りだして食べ始める。


…覚悟、決めよう。

ららを助けなきゃ。

私は自分の頬を叩いて自分を鼓舞してから、歩を進めた。



…違う。

…この檻にも……いない。


私は一つ一つ丁寧に檻の中を見ていった。

時折、檻の中にいる子供を見ると胸が痛くなる。

…こんな小さい子まで…。


奥の方まで来ちゃった。ららはどこにいるの…?



「…ちゃん! お姉ちゃん!!」

と叫ぶ声が聞こえた。


「らら!?どこにいるの!??」


「お姉ちゃん!わたし、ここだよ!!」


声の出処を頼りに、気づくと私は走り出していた。


走り出してすぐ、檻の中に見覚えのある姿を見つけた。


「っらら!!!」


「お姉ちゃん!!」


「良かった…無事で…」

「助けに来たよ。遅くなってごめんね。」

「今、開けるからね」


檻と鍵には番号が振られていて開けるのは簡単だった。


「ららっ…!」

「本当に無事でよかった…。今すぐ逃げましょう?」


「あの…お姉ちゃん。」


「わたし、ここにいるみんなも助けたい、な…」


確かに、こんな所に置いていく訳には…可哀想。

助けた方がいいのは分かってる…


「…護衛の人に、何人まで助けられるか聞いてみるね。」



ららを抱えてゆきのもとへ戻ると、ゆきの足元には2、3人の死体が転がっていた。


「ひっ…」


「あ、戻ってきた? …これは気にしなくていいから。」


気にしたいところだけど、殺していいと依頼したのは私だ。

「ねぇ、ゆきはさ…ここにいる人たち全員を守りきることは、できるの?」


「…できるかできないかで言えば、できるよ?」


「 ! じゃあ…!!」


「無理だよ?」


え…?


「おねえさんさぁ、全員助けたい!とか思ってるでしょ?」

「無理だよ?」


「でっでも、!!」


「第一、依頼の内容は妹の救出だけでしょ?」


「追加の料金ならいくらでも払いますからっ、!!」


「…ん〜、例出した方がはやいかな」

「例えば、あれ」

と言ってゆきは刀で1つの檻を指す。


…?


「眼見れば分かると思うけど絶望してるって言うか〜、虚ろでしょ?」

「多分あれ、もう親いないよ?」

「どこかに売り飛ばされたか、殺されたか、かな♪」


「仮に助けたとしてあれの面倒は誰が見るの?」


「それは…」


「そりゃ素質があるならあびで雇ってもいいけど〜…」

「全員が全員、そうとは限らないでしょ?」

「それに、育つまでの間の諸経費諸々はどうするの?」

「おねえさんが払ってくれるの?」

とゆきは聞き分けがない子供に言い聞かせるように言う。


「おねえさんが全員の面倒見るっていうなら助けてあげてもいいけどね〜っ」


「お姉ちゃん…」

とららが祈るような眼で私を見詰める。


「分かりました。全員、家で面倒を見ます。」


「…全員?本気で言ってる?」


「…はい。」


「あっはは! おねえさん、面白いね」

「ならいいよ。」


…!!


「全部の檻開けてきてね♪」


う…この量の檻全部開けるの…?

仕方ない。やるしかない。




これで最後。

カチャリと音を立てて鍵が開く。

「助けてあげる。みんな出て?」


「ゆき、全部開けたよ。」


「じゃあ逃げよっか。」



「助けてはあげるし、外までは守ってあげる。」

「でも、騒いだりしたら置いてくから。」



全員を連れてさっきの会場まで出ると、どこからか人が集まってきてあっという間に囲まれる。


「これはこれは。大切な商品に触れられては困りますよ、お客様?」



「わたくし、今宵のオークションのオーナーをしております。JOKERと申します。以後、お見知りおきを」


とオーナーが自己紹介をし、恭しく礼をする。


JOKERが礼をしたタイミングでザシュッという音が鳴る。

音の方向を見るとゆきが、――ウツタヒメが、そばに居た2、3人の敵の首を切り落としたのが見えた。

顔を上げてその惨状を確認したJOKERは驚いた表情を浮かべ

「…なんと野蛮な。名乗りには名乗りで返すのがマナーでは?」


「え〜?キミたちはこれから死ぬのに名前なんて知ってどうするの?ま、いいけど。」

「じゃ、改めまして〜!お初におめもじ致します。あび所属、四季送りが1人 ウツタヒメで〜す♪」

と言って綺麗なカーテシーを決める。


「ほう…。"四季送り"が来るとは…。噂通りなら貴女様は冬、といったところでしょうか。」

「四季送りが来るのならばこちらも最上級のおもてなしをしなくては…」

「今宵のお相手はこのJOKERがいたしましょう。」


「…お喋りはもう満足?」


「おねえさんたち、そこ動かないでね?」

「あ、終わったら教えてあげるから目と耳、塞いどきなよ?」

とゆるは振り返って私たちに言う。




トントンと肩の当たりを軽く叩かれ私は顔を上げる。

するとそこには人間、だった者達と血だらけのゆきが立っていた。


「終わったよ♪」


「ゆき!?その血は…」


「全部返り血だけど?」


当然でしょ?という顔をしてゆきはそう答える。


「近くに裏口があるから、そこから出よっか」


ゆきについて行くとそこにはエレベーターがあった。


「あ〜…やっぱこれかぁ〜」


「上にあびの車があるからとりあえず全員それに乗ってて?」

「じゃ、おねえさん。引率よろしくね♪」


「え、!?ゆきは、?来てくれないの?」


「ボクは"オソウジ"してくるから」

と言ってゆきは再び会場の方へ戻って行った。


︎︎ ✧


さ〜てと、商品たちはおねえさんに任せるとして〜…


歩いていると複数人の足音が聞こえてくる。


ゴミ、はっけ〜ん♪お掃除しなきゃね。




「いっ、いやだ!たすk…」


残るはあと一人♪


「ばばばっバケモノ!!くるn…」


ホント失礼しちゃう。ボク、ただの人間だよ?

何はともあれ、お掃除かんりょ〜!


いや〜頑張った〜!

追加料金じゃなくてケーキ屋さん連れてってもらおっかな〜♪


そう考えながら歩きだそうとすると服を掴まれる。

振り向くとそこにはおねえさんが助けた商品の内の1人がいた。


「キミ、なんでまだいるの?」

「おねえさんに従わなきゃダメだよ〜?」


ほ〜んと手がかかっちゃう。

どうせボクもここから出るし、仕方ないから連れてってあげなきゃね。


「とりあえずついてきな?」


と歩きだそうとすると今度は強めに服を引っ張られる。


「…何?言いたいことあるならさっさと言ってくれる?」


「…わたし、もうどこにも行くとこないの…」


「で?そんなキミをおねえさんが救ってくれるって話、聞いてなかった?」


「あのお姉ちゃんにはついてきたくないの。」

「わたしはお姉ちゃんについて行きたい。」


え〜?めんどくさ…。


「…じゃあ、はい。」

と言ってスカートの下の護身用ナイフを手渡す。


「あれ、まだ生きてるから。トドメ刺してきて?」

「それが出来たら拾ってあげる。」


どうせできないだろうけど。


そう思って見ているとその少女は、死に損ないの左胸を迷わずナイフで刺した。


…へぇ。おもしろいじゃん。


「…お姉ちゃん、これでころせた?」


「まだ生きてるけど、どうせ死ぬからほっといていいよ。」

「ほら行こっか?約束通り拾ってあげる。」


「ところでキミ名前は?」


「…わすれちゃった。」


「じゃあ自分で考えて?ボクそういうの好きじゃないから。」


「……"しらゆき"…がいい。」


「あびへようこそ。歓迎するよ、しらゆき。」





あ、忘れる前に閻魔に報告しとこ。

通信を繋いで、っと。


「閻魔ー!今回の任務で1人拾ったから、手続きとかよろしくね〜♪」


「…は!?おい、ウツタh…」


あれ?なんか言ってた。

ま、もう切っちゃったしいっか〜。

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