第14話まで読みました。挫折からの栄光を目指すサクセスストーリーですが、まず最初に挫折と拒絶、そこからの再起を十分書いたのは、大成功だと思います。これがあるとないとでは、物語全体の厚みと説得力が、全く違います。
アイドルによるリーグ戦という、資本主義の縮図のような設定が若干世知辛いのですが(笑)、物語を盛り上げる上では、かなり良い「仕掛け」になりそうです。
主人公たち三人も、それぞれ他にはない才能の片鱗が感じられ、また組み合わせの妙も十分です。この先、当然ライバルとなるグループが出てきたり、色々な展開があるのでしょう。
よくできた物語です。先への期待感を抱かせるには、文句なしの導入部といえましょう。
とても惹き込まれる導入でした。
一人の少女が抱えてきた喪失と痛みが、丁寧で容赦のない筆致で描かれていて、読んでいて胸を掴まれるような感覚があります。夢に人生を賭けてきたからこそ生まれる空虚さや自己否定が、生々しく、しかし決して安っぽくならずに伝わってきました。
一方で、視点が変わることで物語の空気がやわらぎ、重さの中に確かな光が差し込む構成も印象的です。主人公を取り巻く人物たちの眼差しがとても優しく、誰かが誰かを「理解しようとする」姿勢そのものが、物語の救いになっているように感じました。
アイドルという題材も、単なる華やかさではなく、努力や競争、再起の舞台として描かれており、過去の経験が別の形で活きていく予感に胸が高鳴ります。
この先、彼女たちがどんな選択をし、どんな場所で輝こうとするのか。まだ何も分からないはずなのに、続きを追わずにはいられない作品です。
“才能”や“努力”ではどうにもならない瞬間がある。
その残酷さを、スポーツの怪我と家族の優しさで、真正面から描く第1話でした。
「硝子の身体」という比喩が、右→左と繰り返される断裂の現実と噛み合っていて、痛みが観念ではなく感覚として届く。さらに、支えてくれた人たちへの「申し訳なさ」が、主人公を静かに追い詰めていく流れがとても生々しいです。
そこへ差し込む“アイドルの瞳”の描写が強い。
画面越しの一瞬で心を撃ち抜かれるような表現と、観客の幸福な顔を見たときの自己否定が、破裂するように繋がっていく。読後に残るのは派手さではなく、深い余韻でした。
重い導入ですが、第1話として「ここから人生が別の方向へ動き出す」意志が明確で、次話が自然と読みたくなります。
まず、僕は昨今のアイドルストーリーが嫌いです。
芸能界の闇がどうだとか、嘘だの偽りがどうだとか、アイドル=ゴシップネタとして消化されているのが嫌で、ずっと真正面からアイドルの眩さに向き合った作品を探していました。
本作こそがまさにそのアイドル作品です。
あらすじにもある通り、全国優勝を経験するほどの天才フィギュアスケーターだった瑠璃は大怪我で挫折を経験し、蘭丸は身体能力的に平凡でぽんこつな女の子なのに……とある普通ではない経験をした過去を持つ。
そんなアイドルモノとしては暗く、陰鬱として閉塞した人物描写に逃げずにトライしつつ、その過去を<燃やして>煌めかせるライブシーンのカタルシスは絶頂ものです。
潤沢な比喩表現と躍動感のあるステージ描写、きちんと作詞までしてその一文一文に込められたキャラクターのバックボーン、全てがマグマのように燃え滾って、そのとんでもない熱量をドストレート200キロで叩き込んでくる13話のライブシーンがまじで良すぎる!!!!!!!
また主要人物のみならず、何が良いってモブも良いんだこれが!!!!!
まず何が凄いって、文章力も構成力もとんでもなく上手いんですが、バチ抜けて人物描写がこの作者プロだろ絶対ってくらいうめーんです!!
応援コメントで書いてる方がいるみたいに、一瞬の描写だけでキャラがはっきりわかるし、12話のモブちゃんまで熱いし、会話のテンポも良くて、一気読みしてしまいました。
最高です。
応援してます。